文献名1青嵐
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3家主の苦言よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-31 04:40:00
ページ181
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OBC B120200c22
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本文
園部村黒田にわれを送りおきて彼女はいそぎ帰途につきけり
聾者盲者難病人をともなひて小林貞蔵黒田に詣で来ぬ
つぎつぎに重き病も癒えにつつ神の恵を感謝し帰依せり
鎮魂を頼みに来るもの終日を踵を接して寸暇だもなし
安掛より山田要助野添より口中留吉病者を連れ来る
生神があらはれたりと村村の病人訪ひ来る忙しきわが館
家賃をば沢山出さねばこの家を出て貰ひたしと無茶いふ家主
これだけの多人数に家をあらされて修繕費いると家主はぼやきつ
愛善のためにわれなす神業に高価な家賃出す余裕なし
沢山な人あつまれば沢山に金よるものと思ひしか家主
○余白に
鞍馬山老木の天狗は時津風に翼をられて地に落つるなり
思ふこと思ふがままになりし人の思はぬ悩みにあふ世はかなき
地に落ちし鞍馬天狗のみじめさよみ空をかける翼とられて
唐日本四十八士のあらはれて世を平仮名にあらたむるなり
久方の空につながる一すぢの光にこの世の闇てらすなり
上も下もゑらぎてすすむ神の世はまこと一つが宝なりけり
今の世にまことの光一つあれば常夜の闇はおそはざるべし
高山の尾上に魍魎集りて黒雲おこし月日を包めり