文献名1浪の音
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3産盥産釜よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-31 06:24:00
ページ361
目次メモ
OBC B120900c66
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本文
伝説の数多残れる丹後路は天の岩戸の遺跡を伝へり
皇神の誕生に用ゐしとふ産盥産釜二つ向ふ岸にすすむ
産盥産釜は自然の巌窟に水をたたへて底まで澄めり
この水をいらへばたちまち暴風雨田畑荒るると里人の伝ふる
近よらん術なきまでに断崖のけはしき谷間に垣結びあり
水の御用
水筒にこの霊水を満しつつわれ断崖をよぢ上りたり
後ればせに又も六人綾部より朝をかけて詣で来にけり
一行は四十余人となりにけり再び旅館に帰りてやすらふ
水筒の水あまりにも少しと木下森津にくみにやらせり
両人は断崖をよぢ辛うじて水汲み神業無事につとめし
外宮詣
かへり路を河守船岡山にます豊受大神の宮に詣でし