文献名1浪の音
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3杵築の宮よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-31 06:24:00
ページ393
目次メモ
OBC B120900c73
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本文
御開祖の後に従ひ出雲路を神に任せてすすむ旅なり
雨そぼつ島根半島たどりつつたそがるる頃杵築につきたり
八百米や杵築の宮の荘厳さにうたれてしばし佇む夕暮
ともかくも宮亀旅館に宿泊し夜の明くるをば楽しみ待ちけり
宮亀を介して大社教本院に参拝手続き申し出でたり
本院の神殿ちかく進み入り神楽奏して祈願をこめたり
よごれたる白衣をつけて大社教の教師は宮の案内なしたり
八足門内参入すべく料金をいちいち神社に奉納なしたり
大前の参拝をはり一行は宮亀旅館にひきかへしゆく
火水清砂
火と水と砂を請へどもなかなかに与へざりけり大社の教師等
宮亀を介して相当の金を出し砂と火水をやうやく貰へり
水筒に神水みたし桧葉製の火縄にうつして帰途につきたり
火水土神の宝と大切にまもりてかへる役員床しき