文献名1出口王仁三郎全集 第5巻 言霊解・其他
文献名2【随筆・其他】瑞言祥語よみ(新仮名遣い)
文献名3人間と竜神よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考2023/09/28校正
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データ最終更新日2023-09-28 01:38:30
ページ552
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『人間と竜神様とどちらが偉いか』とよく聞かれる。然し偉いとか偉くないとかいつては語弊があるが、人間の方が上である。竜神の進化したものが人間である。故に竜神はどうかして人間に進みたいと願つて居る。人間が奏上する祝詞の言霊の威力によつて、だんだん浄化されて人間に進まれる。従つて一回でも多く祝詞を聞きたいと願つて居る。そしてその聞かして貰つたお礼として、人間の要求のまにまに雨を降らしたり風を起したりする。又人間は竜神を使役する権利を与へられている。だから有難いものである。然し今の人間は駄目である。皆四足になり切り言霊が濁つてゐるから、竜神どころか大蛇だつて使役する力がない。猫だつて犬だつて今の人間の言ふ事は聞かない。彼等は同輩だと心得てゐるから。
大和魂を磨いて早く四足と縁を切つて本来の人に立帰つて欲しい。神様は特別日本人をば、雨も風も雷も皆わが言霊の自由になし得る魂に生みつけて下さつてゐるのである。
(昭和二・九・一一号 瑞祥新聞)