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文献名1出口王仁三郎全集 第8巻 わが半生の記
文献名2【上巻】故郷の弐拾八年
文献名3満俺鉱
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
OBC B121808c53
本文の文字数1425
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本文 ─二十五歳の頃─

満俺砿さぐらむとして南桑田船井両郡の山かけまはる
赤禿の山よぢのぼり黒き岩を鑿にてかきとり満俺とよろこぶ
朝夕を山かけめぐり手や足にかすり傷してなほ倦まざりき
この頃の喜楽は如何かしてゐると村上信夫氏あやしみて問ふ
満俺鉱みつけて一つ金儲けするのといへば村上氏うなづく
喜楽さん俺も一緒に行かうよと慾にとぼけた村上氏いふ
村上氏ともなひ握飯もちてあたりの山山かけめぐりたり
船岡に満俺砿が出るとききて妙霊教会のうらなひを乞ふ
わが叔父の主管してゐる教会は満俺出るとの神示なりけり
満俺が出るとの神示に両人はちからづよくも山かけめぐる
断岸をいふみはづして村上氏数十間の谷底に落つ
村上氏落ちたるさまに驚きてわれも谷間にかけ下りけり
かけ下るはづみにあわて尻もちを尖りし石に幾度かつきぬ
石くれに尻を傷つきちがちがとゐざるが如く渓間に下りゆく
よく見れば村上信夫氏谷底にほほ笑みながら休らひてをり
別状はないかと問へば村上氏身軽のおかげで怪我なしといふ
断岸ゆ落ちし村上怪我もせずわれはかへりて尻を傷つく
尻の傷次第次第に腫れあがり歩みもならず痛むくるしさ
谷底にわれはうごめき村上氏は救援たのむと叔父の家にゆく
三十町の山路をたどる村上氏の短き足のはかどらぬかな
村上氏去りたるあとの淋しさを地獄に落ちし心地なりけり
待てどまてど村上来らず救援の人声もなく夜は更けわたる
村上氏叔父の家にも知らさずに馬鹿らしいとて家に帰れり
約五里の夜道を村上てくてくと知らぬ顔して穴太に帰る
待てどまてど人の来らぬかなしさに泣きわめく声谷に谺す
やむを得ず数十町の谷路を川辺の道路にはひ出したり
    ○
薪つみてゆく車あり朝あけをわれ木かげより呼びとめてみし
呼びとめし男は驚きふり返りわが顔眺めてあつと叫べり
よくみれば従兄弟の佐野倉吉と知りしうれしさ涙こぼるる
わが従兄弟道のかたへに車おきて叔父のやかたに負ひてゆきけり
わが叔父の妙霊教会にこもらひて負傷の平癒日夜に祈る
やや少し痛みとまればいらだちて杖つきながら帰り路につく
五里の道帰りてみれば足腫れて十日余りもうち伏しにけり
わが足の病なほりし夕暮を村上方へたづね行きけり
喜楽さんお前は狐か奴狸か年寄りのわしをだましたと怒る
あまりにも腹立つままに谷底に捨て帰りしと村上氏答ふ
お前こそ友の負傷を知らぬがに不人情よとわれはなじれり
みせしめのために谷間に捨ておいて帰つてやつたと無茶ばかり言ふ
不足いふつもりで村上訪ぬれば逆襲されてギヤフンとなりぬ
満俺の失敗ばなし村中に村上の口よりひろまりにけり
村びとはわれを満さん満さんとあざけり半分あだ名つけたり
貧乏になやみしわれは千金を一獲せむとて尻をわりたり
満俺はいふも更なり金銀砿その後はさがす気にもなれなく
わが友の和一来りてまた山へ満俺さがしに行こかとからかふ
満俺といはれる度にはづかしく顔あからめてうつむきにけり
ありもせぬ金を使ひて山かけり遂には尻に傷をうけたり
教会の神示もあたらずいたづらに山をかけりて怪我したるのみ
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