文献名1惟神の道
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3神国の大使命よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考道の栞第三巻上の抜萃・再編と思われる
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ページ154
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OBC B123900c049
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本文
日本の国に生れた者でも、日本人としての行状無きものは外国人であります。それと反対に、異国人でも、神国の誠の教を守り得る者は、日本神国の民と同様であります。
日本人の行状とは、万世一系の皇室を崇めて、神を第一にすることであります。しかるに今の日本の人民の多くは、異国人の後について、神を忘れ、神の教を知らず、神に背いてゐるのであります。
日本は神国であり、日本魂の国であり、猛くして優しき武士の国であります。某々国などは野蛮の国、盗賊の国、狼の国、鷲、熊、鷹、大蛇の国であり、悪魔の棲処であります。
日本魂と盗賊根性は、到底相並びて世に立ち行く事は出来ない。故に日本魂の日本は、天に代りて、彼の悪魔を退治しなければなりませぬ。もし日本が勝たぬ時は某々国が勝ち、某々国が亡びねば日本が亡びるのであります。要するに、日本は神に代りて悪魔を滅ぼさねばならぬ大使命を持ってゐるのであります。日本が起つのは、神の御心を心として起つのであります。日本の為のみでなく東亜の為のみでもない、世界万民の為であります。即ち日本の戦ひは、真理の為、真の文明の為、真の平和の為、日本魂を中心としての発動に外ならないのであります。
日本は神が守護し給ふ国であります。故に日本の戦ひは天より始め給ふもので、人の企みなどで戦ふことは出来ないのであります。皇軍一度起たば、向ふところ敵なし、即ち善には天の助けあり、悪には天の災禍があるからであります。これ日本皇軍の常勝する所以であります。
日本は戦ひに勝つのみで満足してはならぬ。大神の御威徳により世界の国々を指導し地上に天国を建設せねばならぬ。これが日本の窮極の大使命であり皇祖皇宗の御遺訓であります。この窮極の大使命を果すべき時節は刻々に迫りつつある事を日本人こぞって覚悟して貰ひたいと思ふのであります。