文献名1惟神の道
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3天地の祖神を敬祭せよよみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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備考出典不明
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ページ165
目次メモ
OBC B123900c054
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政治家も教育家も陸海軍軍人も、実業家も宗教家も、まづ天祖国祖の神霊を恵祭し、かつ誠心誠意をもって忠実に奉仕しなくてはならぬ。
陸海軍の長官は自ら衆に先んじて、天祖国祖の神霊を祀り、部下の軍人をして神の大御心を了解せしめ陛下の聖旨に寸毫も違はざるやうに教導しなくては、神軍の威力を発揮することは出来ぬ。また士官学校に入学せむとするものは、天祖国祖天皇の大御心を、了解せるや否やを十分に調査して採否を決すべく、学問の有無勝劣の如きはむしろ第二位の採用条件とすべきものである。
外務の長官は衆に先んじ、先づ官庁に至聖所を設け、天祖国祖を奉祀し、各国民族の祖先の霊を祭り、朝夕供物を献じ、長官自ら敬礼を終りて後に国務に奉仕するのが神国の行ひである。御国のため世界各国人の為に、幸福ならむ事を赤誠こめて祈願し、他民族の幸福を侵害せず、物質の供給は彼我相通じ、互ひに幸福を進め、兵力を以て外交の手段とせぬことである。また外交に奉仕する官吏は、日本民族の正しき血液の流れたるものを採用し、決して混血児や外人を妻に持ってゐるやうな人物は、外交官のみならず総ての日本の官吏には採用しないやうにしなければならぬ。また通訳官はその国において正しい血統を有し、一家を平和に構成せる立派な紳士淑女を以てその任に当らしむるべきものである。各国へ派遣される外交官は、先づ第一に天祖国祖を敬祭し、かつその国土の国魂を敬祭し、土地の霊魂に対して至誠至情を捧ぐるのみならず、その地の人種を尊敬し、人種無差別の態度を持する真人たる事を条件として採用すべきである。
これが真の神国の外交策である。その他各方面とも同様の精神に基づかねばならぬが、国民一般の教化指導に関して、大中小学校は云ふに及ばず、全天下の新聞雑誌すべて、皇室の尊厳と神明の御稜威を、心の底より感得せしめなければ、真の神国とは云はれないのである。