文献名1百千鳥
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3綾の夏蝉よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-31 18:51:00
ページ231
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OBC B129900c44
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本文
惟神誠の道をはき違へあらぬ事のみさえづるうつ蝉
蝉の声あまりはげしくわが耳は聾になるまでふたがりにけり
誠心をこめて説けどもさとせどもきく耳持たぬ梢の夏蝉
迷信者の移住
夏蝉の声うるささに山深き綾部の里を去らむと思へり
立替が今始まると伏見よりまた京都より移住し来る
伏見より安田小島を伴ひて山本桃作綾部に移住す
桃作は迷信深く大本の役員と共にわれにはむかふ
十二人組に三人加はりて十五対一のわれは苦しき
わが道を開く後より十五人信者をつぶし廻る馬鹿者
生母の遭難
わが母に改心せよと言ひながら横腹けりて気絶させたり
わが母の気絶したるを見すまして迷信連は逃げ去りにけり
西田元教東四ツ辻わが家に帰れば母は気絶してをり
元教は驚き色色介抱の結果わが母蘇生されたり
園部なる吾れに向つて元教は母の遭難急報し来る
急報におどろき綾部に帰りみれば母は曲津に虐待されをり
一人の母を大事と園部町へ親弟妹を移住させたり