文献名1大本の道
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3第一章 愛善の世界よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2018-06-22 03:33:17
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本文
一、愛善の道
天が下の平和と幸福もたらすは神のつたへし愛善の道
内外の国のけじめをつけずして光をあたふる愛善の道
底ひなき神の恵みの真清水を世にうるほすは愛善の道
世の人の悩みあまねく祓はむと吾がひらきたる愛善の道
行きつまる世を開かむと朝夕にわれ愛善の道を説くなり
とこやみの世に住みながら光明の世界に生くる愛善の道
根本的に人の精霊を天国に救ひたすくる愛善の道
とことはの神の御国に世の人を救ふはまことの愛善の道
二、愛善世界
かむながら神のまことの御教は愛善世界の提唱なりけり
愛善の道にをらねば地の上の国の平和は来たらざるべし
国々の境はあれど愛善のまことの教はへだたりもなし
隔てなき日光のもとに住みながら別けへだてする世人ごころよ
国と国のいくさはすれど地の上の人はのこらず同胞なるも
山かはり人ことなれど村肝の心のいろに変りなきかな
外国の空は遠くも神の目に見たまふ地上は一つなりけむ
人草のこころの空の晴れぬればやまともからも一つとぞなる
世の中は頼みたのまれ助けあひて一つこころにすすむ神国
世の中の人の心ををさむるはみな愛善のまことの光よ
愛善のこころ世界にみちぬればこの世はたちまち地上天国
愛善の花咲きみつる神の世は人の心もはなやかなるべし
身も魂もいやとことはに栄えゆく愛と善との国は慕はし
三、愛善の楽園
へだてなき神の恵みは天地のよろづのものに照りわたるなり
見わたせば野にも山にも皇神の恵みの花は咲きみちてあり
野に山に神の恵みは満ちぬれど心なければ目にもとまらず
景色よき大海原の山河は愛と善とのあらはれなりけり
木も草も天わたりゆく月の露うるほひうけて栄えゆくなり
花にほひ小鳥は歌ひ蝶は舞ふゐながらこの世は地上天国
厭離穢土などと思ふなうつし世は愛善の神まもる楽園
目に見えぬ神の御国も現世も愛善神のすみ家なりけり
四、愛善の徳
うばたまのやみ夜を照らす光明は神より出でし愛善の徳
一日だも神の守りのなかりせば世はとこしへに闇となるべし
ゆめの世と人は言へども愛善の徳にし住めば生ける天つち
つくるなき愛の泉はとことはに生命の水と湧き出でにけり
とこしへの生命も愛もわが神のいだかせたまふ力なりけり
天地に愛の発動なかりせば森羅万象ほろびゆくべし
愛といふは国家社会をはじめとし森羅万象をまもる道なり
森羅万象愛の言霊によみがへり果しも知らに栄えゆくべし
愛善のこころは神にかよふなり神は愛なり善なるがゆゑ
わたくしの心しなくば自ら愛善の徳そなはるものなり