文献名1大本の道
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3第二章 三大学則よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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五、神の霊力体
天帝は霊力体の三元をもちて一さい万有をつくれり
天地のまことの象を察らめてまことの神の体を知れ
ものみなの運化の狂はぬはまことの神の力なりけり
活物の心性のはたらき察らめてまことの神の霊魂を知る
天地の形あるもの皇神の千別きたまひし体なりけり
ものみなの運り動くは皇神の千別きたまひし力なりけり
活物のこころの性をきはむれば神の千別きし霊の御光
鳥けもの草のかきはにいたるまで神の御魂の籠らぬはなき
照りわたる秋の紅葉のすがしさに神の力をかしこみ見るも
音もなくおち散る秋の桐の葉も神の心のあらはれなるべし
一輪の花さへ天地の神々の力しなくばかをらざるべし
六、言霊
言霊のただひと息に天地を造りたまひし元津大神
言霊の御水火によりて天地をつくり固めし常立の神
アオウエイ天地に五音とどろきて日地月星あきらかなりけり
鳴り鳴りてなりも止まざる天地の生言霊の声をきかずや
大宇宙みち足らひたるアオウエイ父音の言霊聞き得る人なし
むら肝のこころの耳をすまし見よ大音響の天地を聞く
かぎりなき蒼きみ空をながむれば姿みえねど神の声あり
岸を打つ浪の音にも魂をこめてし聴けば神の声あり
よる昼のけじめもしらに種つもの栄ゆる畑に神の声する
そよと吹く風にも声のあるものを神の御声の聞えざらめや
七、力(八力)
力とは霊と体と組み合ひてよろづ力のはじめとぞなる
産霊とはよろづのものの生れ出づる元津御神の御魂の力よ
物みなの動く力は大戸乃地神のうましき功なりけり(動力)
大戸乃辺神の力の御功にすべてのものは静まりぞする(静力)
宇比地根の神の力にものみなの容易く解くる瑞の功績(解力)
もの皆の凝かたまるは須比地根の神の力の御稜威なりけり(凝力)
括杭の神のいさをに物みなの引かむ力の幸ふたふとさ(引力)
角杭の神の力のなかりせばすべての物は弛ばざるらむ(弛力)
ものみなの合はす力は面足の神の御魂の功績なりけり(合力)
惶根の神の功績にものみなの分くる力の出づるたふとさ(分力)
八、三元(剛柔流)
活物のうまれ出でたる本質は味志葦芽生魂なり
生ひしげる樹草の本質は豊雲野神の威徳の足魂なる
豊雲野神の御稜威は足魂草木のたねを生り出でましぬ
あらがねの土生り出でし本質は国常立の玉留魂
あらがねの土の幸ひに種物ももの草木も生ひ立ちにける
あらがねの土の力を眼のあたり山に野に見る春はのどけし
三元と八力もつて万有にあたへたまひし国津大神
地主神剛柔流の三元をもちて肉体つくりたまへる
海川も山野草木もおしなべて国常立の神の身魂ぞ
九、創造
主の神はあまつ月日を生みまして森羅万象を育てたまへる
天津神天地日月つくりをへ万のものをまもりますかも
海月なすただよふ国をつきかため治めたまひし常立の神
海陸の在らむ限りは国祖神の恵みに漏るるものなかりけり
霊体の力徳によりつくりたる万物に善悪美醜あるなり
善となり悪となるのも力徳の配合度合によるものと知れ
美と生まれ醜とうまるも天帝のみな力徳の按配なりけり
物体は濁り固まるものなれば元より悪しき性質をふくめる
なにはえの善きも悪しきも交こりて一つの物ぞ生り出づるなり
霊交活力体因出燃地成弥凝足諸血夜出の神の御偉業
悟りても悟りつくせぬかくり世の神の御業の奇しくもあるかな
独神になりて隠身たまふ神の上はかしこき人も語り得ざらめ
隠身の魂をや神ととなふなり人目に見えぬ御姿なれば
一はしら神のいさをを八百万わかちて説ける大本の道