文献名1大本の道
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3第一〇章 四大主義よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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四一、清潔主義=心身修祓の大道
天地にふさがる醜のくも霧を神やらひます科戸辺の神
はや川の瀬織津姫のみいさをに万の由を流しきよむる
祓戸の神の坐さずば許々多久の罪や汚れのいかで払へむ
天地の神の宮居と生まれたる人の身魂ぞ清くもたまし
むらきもの心清けくもつ人はいつも天地の神にめぐまる
白梅の花の香りの清しさを保ちてこの世に生きむとぞ思ふ
身の垢は湯水石鹸であらへども洗ひがたきは心なりけり
天地の神の集ひし人の家は払ひきよまり塵ひとつなし
四二、清潔主義(罪けがれ)
払はずば積もりて罪となりぬべし塵ばかりなることと思へど
塵ほどの罪過ちも重なれば身をほろぼすの種となるらむ
形ある宝に眼くらみなば罪にけがれし身とぞなりゆく
目をぬすみ宝を盗み日をぬすむ人こそ神のつみ人と知れ
道なくて得たる宝はたちまちに罪を残して逃げゆくものなる
人々の心に澄める月かげをかくすは欲と罪の雲なり
限りあるこの世に生きて罪つくり永遠の栄えを捨つる人あり
罪けがれ過失せじと朝夕に祈るは人のまことなりける
何事も神の御教に任すこそ罪を清むるたよりなりけれ
けがれたる時はなほ更つつしみて祓ひ清めて神を斎けよ
罪けがれ咎あやまちも朝夕の祝詞に春の雪と消えゆく
四三、楽天主義=天地惟神の大道
天地の神の大道にしたがへば一さい万事楽しみとなる
惟神かみのまにまに何事も勤めゆく身に過はなし
人の世は日々の務めを怠らずたのしく暮せ神のます世ぞ
人の身は神を離れて一日だも世に栄ゆべき道なきを知る
霊幸はふ神の大道をあゆむ身は世の憂きごとも楽しみと見る
ありがたし辱しと朝夕に思ひくらせば曲事のなし
ゑらゑらに歓ぎにぎはふ人の家は神の幸ひ自ら来たる
ゑらゑらに歓ぎ賑はひ栄えゆく家こそ地上の天国なりけり
吾といふものを捨つれば世の中は心安けく暮るるものなり
取り越しの苦労もなさず過ぎこしの苦労も思はず刹那を進む
今といふいま善き心よき言葉よき行ひをはげむこそ善き
善きことを為すも思ふもたちまちに神の恩頼をかかぶる
言霊の幸ふ国に生まれ来て悔みなげくは醜の逆道
稲みのるための暑さを知らずして終日くやむ人のさはなる
わが年を指をりかぞへ老いゆくを悔む心はすでに死したり
思ふこと百分一もならぬ世と悔むは曲のさけびなりけり
くよくよと物事くやむ暇あれば大小となく行ひて見よ
今日もよし明日もまたよし何事も神の心にまかす身なれば
四四、進展主義=社会改善の大道
進み行く月日の駒に神ならひわれは進展主義をとるなり
一刻もやすみたまはぬ天地の神にならひてわれはいそしむ
矢の如く月日の駒の早ければ空しく過ごすな惜しきこの世を
かむながら神の柱と選らまれしみたまは一日も休む暇なし
進むのみただ一心にすすむのみ積極主義の大本の道
大船に真帆をあげたる大本は風吹くたびに進むのみなる
日と月に進展するはかむながら萎縮退嬰人ながらなる
恐るべきものはこの土に何もなし神のまにまに進む身なれば
御教に凡てをまかしすすみ行く人はまことの神の御子なる
人生は日々に新たに光明にむかつて改め進むべきなり
時により改訂修理をなさざれば如何なる事も世に遅るべし
人の身と心は用ふるたびごとに進歩発達するものぞかし
逆境に立つ身は大なる順境に向かへるものと直に進めよ
宗教や政治経済ゆきつまりゆきつまりつつ岩戸開かむ
天地の一さい万事は完全にむかふ道程にあるものと知れ
山川も草木もかれむ世の中をよみがへらせよ神の光に
大いなる世界の害をのぞくべく神に習ひて励めまめ人
四五、統一主義=上下一致の大道
統一のなき世の中はなにもかも麻の乱れの治まるときなし
順序あるところに神はゐますなり順序なければ道は乱るる
家内中一致同心なきときは団欒のたのしみ永久にきたらず
構成の力すぐれて強ければ一切のこと統一さるべし
真正の結合力のなき国は時じく内訌絶ゆることなし
地の上のあまたの国はありながら信ずる神は一つなりけり
進みすすみゑらぎ喜び魂を清めて一つの神につかへむ