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文献名1大本の道
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3第一五章 信仰心得よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
ページ 目次メモ
OBC B130200c15
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本文    六八、見直し
よしあしの葉末のしらべなすよりも心の幹の根をただし見よ
むらきもの心一つのあつかひに善くも悪しくも見ゆる世の中
水晶の清き身魂をもつならばすべての人のよく見ゆるなり
人のこと悪く見ゆるはおしなべてわが心根のきたなき故なり
悪人とおもへば親しくまじはりてことむけやはせ誠心に
悪人もまことをもちて交はれば天性自然の善人なりけり
わが友と仇なす人とわかちなく誠変へざる人は神なり
憎しとはおもふな吾に仇なすは吾をきたふる神の御心
睨まれてにらみかへすは人ごころ笑ふてかへすは神心なる
日々におのれを責めて世の人を賞むるは神の心にかなへり
   六九、言の葉
言霊のたすくる国といひながらその言霊をみだす人のみ
言霊の幸ひ天照る神国ぞ淋しき悪しき言葉つかふな
言の葉をあらため直せここたくの罪も汚れもあとなく消えむ
やはらかき人の言葉はあらがねの太刀も剣も折る力あり
あたたかき言葉の花は人みなの荒き心を和むものなる
うつくしき言葉の花は何時とても醜の嵐の襲ふことなし
千早ふる神にしたしみ愛すてふ心ありせば言葉の花咲く
むらきもの心の誠こもりたる言葉は終生忘れぬものなり
かず多く誠の道をさとるとも言の葉風の吹かぬこそよき
いふてよき事はいはずに言はずともよきことをいふ醜人あはれ
世の人の口のくるまに乗せられな悪魔は人の口借りていふ
言の葉の汚れしときは身に魂にたちまち曲の憑るものなる
   七〇、謙譲
へりくだる人ほど高く見ゆるかな心の空に光充つれば
へりくだる人にゆづるは神の子の高天原へのぼる段階
へりくだり神に仕へて永久の生命の国に昇るまめひと
田の面に稔る稲穂をかがみとしへりくだりつつ世をば渡らむ
へりくだり人に傲らず衒はずに神のこころを心としゆけ
かむながら道のおくがに分け入れば己が心の恥づかしきかな
かむながら道のおくがに分け入りて万代散らぬ花に逢ふかな
   七一、苦楽
楽しみのあとの苦しみ見るよりも誠の道に苦しみて見よ
己が身の苦しき時ぞ魂照りてももの希望はわき出づるなる
苦しみし覚えさへなき人の身は世にながらへて楽しみもなし
苦しみてあまたの人に使はれてはじめて人を使ふ道知る
汗水をながせしのちの休息にまさる楽しみ世の中になし
苦しみの中にも永久の希望ありいかに幸ある吾が身ならずや
苦しみもまたたのもしく思はるる神の大道を歩む身にして
世の中の楽しみばかり求めたる吾が身はげにも愚なりけり
苦しみも悩みも雲と散り失せぬただ愛善の神の伊吹きに
   七二、試練
試みにあふも憂ひの雨ふるも悔まず怯ぢず神にまかせよ
皇神と共にありせば如何ならむ悩みにあふも苦しからまじ
皇神の道すすむ身は千万の曲おそふとも如何で恐れむ
まことなき人は少しの試みにあひて誠の望みうしなふ
皇神は恵みの鞭をくはへつつ心の眠りさましたまへり
えらまれて宮の柱となる御木は科戸の風にもまれこそすれ
いく度か神の試練にきたへられ遭ひし悩みも喜びとなりぬ
いろいろの妨げ悩みあればこそ誠の天佑くだり来るなり
神によりて悩みに堪へし心こそいや永久の実をや結ばむ
艱難の大なるあとは幸福のめぐみの花の大なるが咲く
思はざること次々におこれども善意にとれば力とぞなる
言へば言へ謗らばそしれ今はただ神の御心に任すばかりぞ
ちりの世の人の嘲り何かあらむ神に生きたる吾が身なりせば
今しばし嵐吹けどもやがてまた花咲き匂ふ春や来たらむ
ここだくの悩み憂ひも御心ぞやがては深き喜びとならむ
何事も神の御計り給ふわざぞ勇みよろこべ憂きもつらきも
千万の悩みに逢ひてひるまぬは五六七の神の力なりけり
御試しに遭ひて打ち勝つ信徒とならしめたまへ神の力に
   七三、治療
病む人も病まざる人も千早ふる神の御教の薬を忘れな
病む時は神の御前にひれ伏して心の罪のありかを悟れ
病悩の身を天地に祈るともゆめ現世の医師をわすれな
人みなの身の病悩ををさめむと少彦名の選りし神薬
大己貴少彦名のあらはしし温泉の験は神のたまもの
身の欠くる病は早く切りすてよ神は尚さら医師たのみて
魂幸はふ神に壮健いのるとも暑さ寒さのふせぎ忘れな
飲食をひかへ目にしてつつしまば医師薬に遠ざかるべし
飢ゑて死ぬ者はなけれど食ひ過ぎて命ちぢむる人の多きも
病神うかがふ家の門口はちりやあくたにけがされてをり
いたづきに病みこやしたる束の間もわれ天地の神を忘れず
天地の神を忘るるその時ぞその身に悩みの種はまかるる
なやむとき喜ぶ時もおしなべて神の恵みを夢なわすれそ
いたづきに悩まさる身を癒します瑞の御霊の御稜威かしこし
いと弱き吾が身は神の御力に救はるるよりほかに道なし
   七四、誡慎
ここばかり神の御前となおもひそ何処も神のゐます大前
眼に見えぬ心の鬼を言むけて一人つつしめ神の御子たち
眼に見えぬ神には眼あり隔たりし壁に耳あり独りを慎む
人の眼のとどかぬ所を慎むは神にひとしき心なるべし
踏みてゆく神の正道広けれど心せざればつまづくことあり
大神の道ふみ分けてすすむ身にも時じく塞やる醜の曲神
うるはしき教の道を踏みながら鬼あざみの花したふ人あり
酒のめばいつも心は春めけど悟りの花は散りみだるなり
大本をやぶるは大本まめ人のあらぬ言葉の針にぞありける
大本のためと思ひて大本を損なふ曲神はまめ人にひそめり
言霊のさちはふ教を知りながら禍まねく信徒の言霊
えらまれて神の使となりながら執着心のとれぬ人あり
身も魂も神にささぐと言ひながら自己愛のみを曲人のはかる
神さまのお道のためといひながら神松魚節の八十曲津あり
神さまを喰ひものにする曲津見の心の曲をなほしたきもの
   七五、処世(一)
新しく生まれむとせば惟神かみの御法をかたく守れよ
千早ふる神の身魂にかへりなば天の下には能はざるなし
成らぬとは人は言へども何事も成らぬにあらで為さぬなりけり
望みごと正しかりせば何事もかなはせたまふ愛善の神
望みごと叶ひたりとて気ゆるしをすれば忽ち禍とならむ
人の業はもう一息といふときに破られやすし神にいのれよ
貧しくも心ただしくすむ人は神の恵みに富めるものなり
八重むぐら固める賎の伏屋にも愛の光のたのしみは充つ
星光の洩れ来る伏屋に住むとても喜びおほき神の教子
母を見て娘をさとり信徒の行為を見て御教をさとる
縁組の先の財産えらむより人のこころの善悪を見よ
諌められて耳を閉づれば忽ちにわが身の開く時を失ふ
誇られて直ちに腹の立つ人は心に雲のかかるしれもの
よしもなき事に腹立て怒りなば忽ちその身の破滅まねかむ
ほめられて心許すなすぐ後でまた笑はるることのある世は
とり返しならぬ過失なすものは心傲れる時にぞありける
懐の寒くとぼしくなる時は神につめたき行為なほせよ
人間は増長すればいつしかに心身ともに腐敗するなり
人のこと注意するより己がなす日々の行為に心くばれよ
百悶もただ一決に如かぬなり身を軽くせよ神にまかせよ
眠られぬ時はことさら大本の神のをしへを思ひおこせよ
新年の春のこころを常に持てば世に災ひの来たることなし
   七六、処世(二)
根の固き樹は永遠に末ながく高く太しく栄ゆるものなり
いち早く実る木の実は朽ち易しおそきは長く味保つなり
表面は小さく見えて内容の大なるものは必ずさかえむ
いまの世は一に人物二に度胸三に黄金ぞたからなりけり
われ以上偉大の人にまじはれば人格とみに向上するなり
目的と主義の貫徹のぞみなばまづ実行を第一とせよ
上に立つ人動かねば下にゐる僕婢はなほも動かざるべし
日々に踏みし実地の経験は学説よりも遥かにたふとし
知ることと知らざることとは日々の事業の力に大関係あり
解らねば尋ねて覚れ何時までも知らぬは恥の上ぬりとなる
何事も善意に利用する人は現世に余裕綽々たるなり
塵ほどのものと侮り捨つる人は太しき事業を成しとげ難きも
悪習と冗費にとらへらるる身は終生大事をなすことを得じ
九仞の功を一簣に損ずるはみな軽率のむくいなりけり
   七七、処世(三)
旧恩を忘るる者は世に立ちて栄えを得むこと一しほ難し
権利のみ云々する人は世の中に義務をつくさぬ曲神と知れ
何事も誓約をなすは易けれど守るは難きものとこそ知れ
頼まれてただちに承諾する人は浅考薄慮の化身なりけり
何事も取り過ぐるより他の人に与へ過ぐるぞ過ちすくなし
利を多く得むと心をくだくより冗費をはぶけ何につけても
損得のことに眼を閉ぢられて思ひもかけぬ大損をする
我利我利は一時の虚栄を充たすとも遂には罪に亡ぶものなり
利に走り情を知らぬ人々の魂のゆくへは根底の国なり
なりはひを努めて節ある心こそまことに家の宝なるべし
一日の業務は朝に考へて終日わき目もふらずはたらけ
人はみなその日の業にいそしみて他に心を夢な散らしそ
いそがしき人を訪問するときは簡単明瞭時間を節せよ
職業によりて人びと閑忙の時期のありせば心得べきなり
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