文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ上巻 27
目次メモ
OBC B145400c06
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本文
神の為御国の為につくしたる 人の子神の柱とぞなる
常暗の世に迷ひたるひとの子を 天津御国に導く教かな
高山の伊保理掻き分け降りたる ひとの御霊の出づる御代かな
水清み源遠み常永に 流れて国をうるほす瑞霊
高座の山に大道を究めたる 人の子今は神と倶なり
天地の神の経綸に生れたる 人の教ふる神国の道
曇りたるひとの憂き世を清めんと 瑞の御霊は現はれにけり
百千々の悩み苦しみ味ひて 道を立てたる人の子神なる
草村に落ちたるひとの子あらはれて 闇夜を明かす時は近めり
賎の男の家の柱と生れたる ひとの子今は神の道宣る
現し世に疲れ果てたるひとの子を 神国に救ふ三五の道
呉竹の伏水の里に通ひたる ひとり女のいさを生れけり
神の子を腹に宿して育てたる ひとりの女世の根なりけり
神の御世根底に落ちて守りたる ひとり神こそ国の常立
迷ひたるひとを憐み惟神 道を明かして救ふ大本
地の上のあらん限りは主の神の 領有ぎ玉ふ貴の神国
天地の神の任さしの神業を 全ふせんと尽すまめ人
世の人に所謂大本教なぞと 茶化され乍ら拡まる大道
世の中のありとあらゆる悪罵をば 浴びせかけられ拡まる大本
親は子に妻は夫に生き別れ あらゆる悩みに逢ひし信徒
天地の神の大道を覚りたる ひとは誠の神の御杖
綾の里神の御庭に生れたる ひとの世にたつ時は近めり
朝顔の花にも似たる人の身は 神の恵みに頼る外なし
五十鈴川流れに魂を洗ひたる ひとの導く麻柱の道
生神と世に呼ばれたる人草の 花の色香に集ふまめ人
何時見ても面に笑みを湛へたる 人の姿や神の御容器
産土の神の形に生れたる ひとの世にたつ年の初秋
艮の皇大神のよさしたる ひとの御魂ぞ世の柱なる
美はしき神の御代と生れたる ひとの世を守る時は近める
選まれて神の柱と生れたる ひとつの霊魂世の光なる
大本の神の力と選まれて 世につくしたるひとぞ幸なれ
十字架を負ひて此の代に降りたる ひとは暗世の光なりけり
面白き楽しき神代開きたる ひとつの柱世に立つ雄々しさ
天と地すべての法を覚りたる ひとの治めむ御代ぞ尊き
高天より使命を帯びて降りたる ひとは此の代の生神なるらむ
昭和三・六・一一
唐国の虎伏す野辺に軍人 進めたるひと神と倶なり
大蒙古建設せんと進みたる ひとの出でずば雲霧晴れまじ
惟神誠一つを杖として 進まん道にさやる曲神
曲神の如何に勢猛くとも 言霊剣に靡けてや見む
天地の尊き道を開き行く 吾等にさやる曲ぞ亡びむ
道の為世のためつくす人の子を 怪しみて見る暗世忌々しき
善き事を為すとも今の世の中は 蔓し無ければ光包まる
曲神の伊猛り狂ふ今の世に 誠の道を開く困さよ
神苑に醜の獣の襲ひたる 昔思へば今日の楽しさ
白雪の降り敷く庭に諸々の 黒き獣の襲ひし事あり
大神の坐ます御舎とり毀ち 凱歌をあげし曲憐れなる
天地の神の稜威を恐るるの あまり御舎毀つ曲かな
本宮の宮は毀たれ無けれども 神の光は充ち満ちにけり
橄欖の山の百樹に緑して 神の稜威の光る今日かな
昭和三・六・一二
天地の神の大道にまつろひて 悩みに逢ひたるひと世にかてり
苦集滅道うまらに具らに諭したる 人の子今は曲世に勝てり
大神の任さしのまにまに神の島 開きたるひと世に勝てるかな
世の人の前に久しく濡れ衣を 着せられたるひと光なりけり
地の上のあらゆる国に雷鳴を 轟かしたるひとつ火の魂
天上の凡てのちから身に受けて 降りたるひと早く現れませ
天降りたる身魂の晴れて働かむ 三年の先を待たれけるかな
昭和三・六・一三
花明山に貴の法城築きたる ひとの世に立つ時は近めり
神島に隠れ玉いし世の元の 神迎へたるひとぞ雄々しき
惟神誠の道に仕へたる ひと斗り立つ弥勒の御代かな
三十年を神の大道に尽したる ひとの世に立つ弥勒の御代かな
地の上のあらむ限りの苦しみに 逢ひたるひとの出づる神の代
山に野に汗を流して幼少より 働きたるひと神の御柱
常識に外れたるひと欲な大に 取り巻かれたる人の世に勝つ
幾度もその身辺をねらはれて 免れたる人神の御柱
三五の神の真道を開きたる ひとは五六七の化生なりけり
曲神に玉の生命を幾度か 伺はれたる人の世に立つ
現し世の人の悉議らひて そしり受けたるひとは神なる
曇りたるひとの世なれば天地の 神の真道の悟る由なき
道のため御国の為に真心を つくし終へたるひとの子神なる
草村の中に落ちたる人の種 芽ばえそめたる神の御代かな
和妙の綾の高天に神教を 伝へたるひと世に勝ちにけり
月となり王星となり玉となり 光となりて闇照らす神子
昭和三・六・一四
万物に普遍の神霊神なれど 肉体人の神には如かず
瑞霊を神の憑りし肉体と 誤解せる人憐れなりけり
迷信と云はるる迄に信仰を 励める人の幸福なるかな
御手代に短冊拇印に神像に 神力示せど邪人信ぜず
科学のみ信用したる人々は 世間心のみ神徳判らず
天地は肉体神を世に現じ 人間界に交りて経綸す
伊都能売の神と現れます人の子を 神懸れると思う人間
天と地の経綸司宰の人といふは 人間ならずひとり神の子
人間の姿現じて世に出でし 誠の人は神の顕現
或る時は人間となり人となり 天地の経綸司るなり
霊界に立ちて天国霊国を 開きし吾業知る人は無し
霊国を宇宙に造り天国の 天人導く吾ぞ忙し
何人の拇印も眼球作用にて 動くは自然の法則なりけり
さり乍ら理屈斗りで天地の 真理の判る道理世になし
信仰の浅き人々科学的 知識たよりて吾身亡ぼす
プラチナとプラチノンとは素人眼に 見れば何れも一つ色なる
黄金と真鍮の色は似たれども 真価は天地の相違あるなり
金箔と黄ばみし麦の畠とは 遠眼に一つ色と見ゆなり
天地の神霊肉体に留まりて、神業遂行する神人を称して、ヒトと云ふ。ヒとは神霊なり、トとは留まるの意なり。故にヒトとは言霊学上大神人なり、高天原なり、聖地ヱルサレム也。天地間唯一の神留まり坐す肉体を称して、ヒトとこそ謂ふ。大本の綱領に曰ふ。
神は万物普遍の霊、
人は天地経綸の司宰者、
神人合一して茲に無限の権力を発揮す。
右の綱領は、是大本大神伊都能売神の宣示なり。五十六年七ケ月の至るまで、和光同塵の神策を墨守し来れり。最早真象実相を明かにせざる可からざる時とはなりぬ。
神諭に曰ふ。実地の事を申せば、誠に致さず、神も扣へて居りたが、もう何時までも化けては居られぬから、身魂の因縁、経綸を聞かしてやり度いなれど、今の役員信者の心の持方では、誠の事が申してやれんぞよ、云々。
神様は人の肉体宮となし 人神となり世を救ひ行く
有りふれし神憑の如誤解して 五六七の神を審かんとする
神と云ふを疑ふならば疑へよ 直ぐ身と霊に証しあるべし
吾も又生神の名は好まねど 天地の経綸致し方なき
改心と云へる言葉は大神の 外に用ゆる権威者は無し
人間が人間に対し改心を 迫るは僭越至極なりけり
弥勒神胎蔵経を説き行けば 四方の国民攻め来るなり
弥勒神胎蔵経を安々と 世に説く霊界物語かな
五六七年いよいよ神と現はれて 苦集滅道の大法を説く
色々と手を替へ品かへ諭せども 邪悪の世人是を悟らず
高光る天津御神の神言もて 地に降りたるひと世に勝てり
諸々の人にそしられ悩まされ 千座負ひたるひと世に勝てり
闇りの世の燈火と生れたる ひとは地上の光なりけり
たましひのまなこしひたるひとびとに 悩まされつつ世に勝てる吾
五十年 百年足らずの
人生に 対して地上の天国を
開拓するより 不老不死
無限の生命保ちつつ 楽しく暮す人生の
霊魂界の天国を 造りて人の精霊を
生かすは吾身の 本来の
神の任さしの本願ぞ 人の現世に生るるは
その精霊を保育して 永遠無窮の天国の
天人たらん為ぞかし 限りある世の幸福は
朝日に消ゆる露の身の 夢に等しき生命ぞ
人は必ず天国に 復活なして生前の
事業を継続すべきもの 死すると云ふも
本体は 永遠無窮に亡びない
僅か五尺の肉体は 人の本体精霊を
完成すべき苗代ぞ。
昭和三・六・一五
久方の天津御空の主の神の 内流受けたるひとぞ神なる
内流を受けたるひとは沢あれど 直接内流受けしはヒトのみ
只独り只吾ひとり天津神の 御手代となり世を洗ふなり
草村のしけこき小屋に産声を 挙げたるひとぞ世に生ける神
天津神国津神さえ此度の 神の経綸を知らず勝なる
天津神国津神たち始めとし 所得せしむる人は生神
神光を和らげ塵に同はりて 神国のために尽し来しかな
今年まで和光同塵神策を 用い来にけり御代の流れに
戊の辰の年こそ五六七神 表に出づる時節なりけり
地の上に現はれんとする弥勒をば 科学の鍵以て閉す曲かな
昭和三・六・一六