文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ凡例
データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ上巻 43
目次メモ
OBC B145400c07
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本文
一輪の梅花の種と生まれたる 人の子独り御代に涙す
大本に心清けく仕へたる 人の世に立つ時ぞ待たれつ
善きにつけ悪きにつけて世の中に 罵られたるひとの子神なる
日の本は言ふも更なり外国に 御教敷きたるひとぞ神の子
牛馬の蹄に踏まれ蹂られて 忍びたる人世に勝てるなり
地の上のありとあらゆる辛酸を なめつくしたる人世に勝てり
ただ一つ南の空に輝きし 星は地上に落ちて輝く
春来れば南枝一輪梅の花 ほころび初めて⦿の種かをる
梅一つ瑞穂の米に包まれし 国旗は日本を握りめしなる
高山の木は荒風にあてられて 柱とならむ術もなきかな
谷底に隠れて生いし桧の幹は いとも太けくいとも長けし
谷底に生ふる桧のみ木世に出して 大宮柱造る神の世
山遠み草深みつつ谷底に 生ひし大樹に清き水湧く
南方の木は奇魂楠の 千代万代に朽つる事なし
山奥に薪とりたる人の世に 出づるみろくの神世なりけり
天津神言よさしたる人の子は 今叢の中に輝く
大宇宙森羅万象悉く 手に握りたるひとり神かも
今はただ地中を通ふ潜水の 人に知られぬ真清水の魂
もろもろの菩薩率いて現代に 伊都能売の神光さやけし
かりごもの乱れはてにし現世を 救はんとして伊都能売の神
昭和三・七・一九
偽りの花をかざして真の実を 土に埋むる曲の代忌々しき
いす細し神の御教を伊照して 暗夜を明かす瑞御魂かも
花といふ花の香りはしるくとも 御法の花に如くものぞなき
石の上古事記を詳細に ときさとしたる人ぞめでたき
ロンドンの唐の都のはてまでも 道伝へたる人ぞかしこき
同胞の百のなやみを救はんと 世に降りたるひとり神かも
西東もろもろこしのはてまでも 道開きたるひとり神の子
ほまれあるわが日の本の国体を とき明したる人は神の子
隔てなき神の仁慈を遠近に のり伝へたる人世に勝ちぬ
十重二十重曲津の神にかこまれて 雄たけびしたる人神にあり
千座おひて審判の廷に引き出され 道明したる人は世柱
利欲よりほかに希みのなき人を 天国に救ふ神の道かな
ぬば玉の闇をはらして東の 山の端昇る朝日子の神
類例もなきみ教をこまやかに 世にひろめゆくあななひの道
奥深き御教の山にわけ入りて 三世一度にきわめし人はも
稚姫の神の御命をかしこみて 世を開きゆく伊都霊はも
惟神教の道芝沢あれど 人の行くべき道は此道
世に勝ちし神の柱のあらはれて 救ひの道を開く神の世
高天原紫微の宮居を地に写し 天国たつるあななひの道
霊国の月の稜威を地にうつし 世人を照らす三五の道
底知れぬ深きめぐみを智慧浅き 世人に知らすあななひの道
月さかき厳の御霊の御教を 始めてさとすあななひの道
根の国に落ちゆく霊魂救はんと 暗をはらして伊都能売の神
何一つ知らぬ事なき伊都能売の みたまは神世の光なりけり
楽々と深き教をときさとす 厳の言の葉尊かりける
昔より世に捨てられし御教を 活かして照らす伊都能売の神
美はしき神の御教を白雲の よそに求むる世こそゆゆしき
命毛の筆を力に天地の 御教をうつす水鏡かな
野も山も大海原も地の底も 一度にえらぐ五六七の御代かな
大本の厳の教をまつぶさに 世に伝へたる瑞霊はも
黒鐡も熔けんばかりに胸の火を もやして教をときし瑞霊
八洲国おつるくまなくへめぐりて みのり伝ふる宣伝使かな
ます鏡研きあげたる人の子の 闇をてらさん時は近めり
けしからぬ神の教とあやまられ ながら誠を開くわがみち
古き世の神の教を新しく 世に伝へんと伊都能売の神
越の国あなたこなたとへめぐりて 教伝うる瑞霊かな
えらまれし神のみ使ひきつれて 日本島根を巡る瑞霊
手も足も出しやうのなき闇の世を 明して救ふあななひの道
天津神国津御神のいさおしを 世に照らしゆくあななひの月
囀るや唐の教も捨てずして 生かして救ふあななひの道
岸を打つ波の音にも天地の 神の教のふくまれにけり
夢の世をさまして救ふあななひの 御教は真実の天地の道
珍らしき唯一輪の⦿の種を 土に隠せしあななひの道
瑞霊厳の霊と相共に 世を救はんと伊都能売の神
敷島の道明けく世を光し 教を開く瑞霊かな
絵に歌に文に真実をあらはして 世を救ひゆく伊都能売の神
日の本の珍の光を隠さんと いたける曲ぞ忌々しかりける
諸々の教の道はありながら 死後の世界はとくものはなし
迫り来る世の荒浪をなぎはらひ 産声あげて伊都能売の神
主の神の御旨かしこみ地の上に 神国をたつる道はこの道
昭和三・七・一九