王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
【新着情報】ユーチューブに「AIが教える霊界物語」アップ!

文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ上巻 97 目次メモ
OBC B145400c16
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数1174
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文 穴太なる高熊山に入りしその日より三十二年となりけり
惟神神の使に迎へられ高熊山に道修めけり
様々の悩に遭ひて霊幸ふ神の大道をたどりし吾哉
高熊の山の巌の其如く動かざる様祈りける哉
何事も神にまかせて高熊のみ山に寒さと戦ひにけり
春乍らまだ風寒き真夜中に高熊山に別け入りし吾
松繁る高熊山をふみわけて世を救はんと登りけるかな
山道を神の使に導かれ夜高熊のいはやに入りけり
楽々とみ空をかける思ひにて神の翼に抱かれし吾
吾家を真夜中頃に立出でて神のいさをも高熊に入る
いすくはし神の教は高熊の松吹く風と四方にひろがる
君が為み国の為に真心を尽して卅二年経にけり
白雲のおほへる月に照らされて夜半の山路をたどりける哉
千早振神の守の厚ければ夜半の寒さもさわらざりけり
西山の峰の尾の上をたどりつつ高熊山の神にまみえし
久方のみ空も林に包まれて月のかげさへ見えぬいはやど
身をきざむ如き寒さに高熊の宝座の光に座せし吾哉
五十鈴川清き流に魂を洗ひて神の大道照しぬ
里人等は高熊山の出修を狐狸に化かされたりと笑へり
命まで神と国とに捧げつつ誠つくして今日となりけり
産土の神に守られ高熊のいはやに安く修業せし哉
黒雲の天地を包む世の中を照して守る三五の月
素盞嗚の神の霊に照らされて暗の浮世を安く渡れり
月の精地上に下りうば玉の人の心を照らし給へり
ぬば玉の闇になれたる人々は月の光に眼くらみつ
富士の山木の花姫のみ使は吾導きて高熊に入る
村人は狐狸や天狗の仕業ぞと吾ありかをば日夜訪ねつ
夢の如誘はれ夢の如くにも帰り来にけり賎が伏家に
留守の中吾たらちねの母君は心痛めてさがし給へり
牛室の主のかげの消え失せてうはさに花を咲かす村人
遠近の神の教会易者等訪ねて心もみし吾母
穢たる御代を救のみ柱とよさし給ひぬ天地の神
せまり来る天地の闇を晴らさんと高熊山に苦業せし哉
天国をこの地の上に築かんと神のまにまに高熊に入る
根の国や底の国なる地の上を清めて天国をひらかんとせし
平穏な御代にありせば皇神は吾を高熊に導かざらまし
珍らしき現幽神の三界を平面的に見たる吾かな
遠近になりひびきけり吾姿見えざるうはさひろがりてより
霊国の基礎は千引のいはやどの修業によりて固められたり
選まれし天の使の苦しさは根底の国も及ばざりけり
大本の千代の礎固めしもこのいはやどのいさをなりけり
梢よりおち来る露の一雫口に入りてゆよみがえりけり
曽我部なる穴太の里の玉の井はこの世の中を洗うみづみたま哉
常磐木の茂る高熊岩の上に坐して神国の旅をせしかな
野天狗や野狐野狸等の霊心見んとておそひ来にけり
星影の見えざる迄にこもりたる木下の闇に一人居しかな
百島の声さへひたととどまりし夜半の高熊淋しかりけり
夜深み薄着の袖に霜おけば手足も凍らんばかり苦しき
労働をいとひて兄のなまくらが山子をすると弟罵る
奥山に身をしのばせて天地の神は吾霊きたへ給へり
      昭和四・三・一九
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
王仁DB (王仁三郎データベース)は Onido が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(Onido)
プライバシーポリシー
(C) 2016-2025 Onido