文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ上巻 179
目次メモ
OBC B145400c30
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本文
金銀は庫に充つとも乱脈の家内に住めば苦しかるらむ
弱き者踏みにじりつつ吾独り宝をあさる人ぞ邪神
宝船床に飾りて新年の幸を祈れる欲深き爺
日の本の国のたからは忠孝の道を除けば何ものも無し
大本の道のたからは他の教に類ひもあらぬ神書なりけり
なりはひを努めて節あるこころこそまことに家の宝なりけり
流れ朽ち焼かるる宝に憧憬れて神国の宝知らぬ愚かさ
積みおきし黄金を世のため国のため用ゆる人は神にかなへり
たから庫黄金充つとも何かあらむ只私の為のたからは
たくわへて世人の為めに用ひざる黄金は瓦石と何か選ばむ
独居のよるべなき身はおろかにも神を忘れてたから貯はふ
吾御祖開き給ひし大本の道こそ三世の宝なりけり
玉の緒の生命の糧のたからをば日々に作れる理想農園
朝夕に真心こめて献労する勇士も一つの道の御たから
大御代の鎮めと成りて幾千代を経にし三種の神宝尊し
敷島の風雅の道を世に活かす明光の誌も御国のたからぞ
曇りてし魂を神教に研き上げ永久の御国の宝ともせむ
大本の無二のたからは遠近に道伝へ行く宣伝使なる
老祖神降し給ひし神勅は此地の上の宝なりけり
千早振神の大道を宣布する唯一の力は天声社なる
山奥に埋もれ果てし老樹さへ国のたからと生かせし瑞霊
数知れぬ貴のたからを集めたる高天原の穹天閣かな
金よりも嬉しきものは玉の子と語る翁の笑貌美はし
身に添はぬ宝と知らず大方の人は黄金に魂をぬかるる
山に野に神の恵みの貴たから充ち足らへども知る人ぞなき
ひたすらに掻き集めたる宝にて身を亡ぼせし人もありけり
浮雲にひとしき富や宝をばいのち知らずがひたに求むる
大本の道を宣り行くまさ人は神の御国のたからなりけり
万代の宝となりし神筆の鏡は闇夜の光なりけり
石の上ふるき神代のまさ言を普く伝ふる神使ひかな
もちの生る樹は世にあらず日に夜に作る五穀ぞ宝なりけり
永久の霊の御宝余所にして朽つる宝を求むる人かな
生活に無くて叶はぬものは皆この世の中の宝にぞある
富貴にも操を変へぬ真心ぞ日本婦人の宝なりけり
道ならぬ宝を山と積むとてもちりあくたにも及ばざるらむ
天地の中にありとしあるものは神の与へし宝なりけり
真心を持ちてつとむる身にしあれば求めずとても宝集はむ
ともすれば道ふみまよふ世の人はたからの山に心引かれて
年老いてすこやかなるはもろもろの宝に充ちて弱きに勝る
折ふしに君を思へば心臓の鼓動はげしく高鳴り止まずも
瑞垣の久しかるべき日の本をくまなく照らす天津日の神
国の祖芦の芽わけて久かたの天津日継を開かせ給へり
天地の神の守らす日の本の国のはしらはとこしへなりけり
こころにも無き空言を誠らしく宣り伝へつつ世を濁すかな
天地の神を忘れて現代に立つべくおもふ曲津神かな
大名持少彦名の二はしら今も坐すらむ静の岩屋に
惟神かみの美教の船にのり高天原の花そのに入る
八百万神の集いてしき島の道ひらき行く天恩の郷
和衣のあやの高天の鶴山の樹々の栄えに見ゆる神光
動きなき下津岩根の石の宮常磐に守らす神の御代かな