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文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ上巻 318 目次メモ
OBC B145400c50
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本文の文字数1829
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本文 水底に目のなき魚も住むものをあまりにおほき八ツ目鰻よ
わが足の草履の裏の土塊も皆天地の神のものなる
天も地もいたくさやげる世の中にわれやすやすと暮すべきかは
北海の山河みながら神の前に礼なき人をうとしと思へり
北海の旅にしたちて快く感ずるものは原始林なり
わが道にまつろひながら神言を用ひぬ人をさびしと思へり
大神の言葉は重しいかにしてわれ人言にうなづくべしやは
秋草のしをれそめたる蝦夷島のわれ旅に出て人をさびしむ
北海道別院の庭に佇みて白樺林を清しと思ひぬ
芦別の山の姿の雄雄しさをみつつ悲しも神の心を
北海の蝦夷の島根の旅枕うらやすからぬ秋なりにけり
白玉の白きつぶら実水松の赤きはわれを慰めにけり
酔ひしれて芝生の上に横たはる人の姿のみにくき神苑なり
大学林並み立つ野辺に直射せる秋の夕陽はにぶかりにけり
不快さをこらへ忍びてわれあれば神のすさびに目まひせりけり
神業にせはしきわが身の遠の旅を迎ふる人の心を思ふ
蝦夷島に心清がしくわれあれば芦別山ゆ秋風の吹く
やがて来る悩みを知らぬ人間の長閑き心あさましと思ふ
秋風に追はれて帰る蝦夷島の山野の眺めは淋しかりけり
大本は権謀術数用ひざる聖団なるよ思ひ違へそ
神様を物品扱ひする宣使の心は皮膚に声にあらはる
宣伝使心の曇りはれざればわれは再び語らざるべし
三千歳の神の経綸の実現期を知らずたかぶる宣伝使あり
神勅のわが言の葉を一蹴しすましこみたる宣使はかなし
神業の機微を知らざる宣伝使に導かる人あはれなるかも
自他公私本末知らぬ宣伝使の舎身活躍神意にかなはず
神界の深き経綸知らずして更生祭にも来らぬ宣使よ
あやまれる遠近各地の宣伝を建てなほしたくわれはおもへり
もう一つ二つ肝腎要なる経綸のわからぬ宣伝使あり
三千年の神の経綸の御示しあらはれ来りて心忙しも
足もとに火が燃ゆるまで知らぬがに平然とせる宣使の鷹揚さ
燕号にさきびきつけても足らぬまでに心せかるる此頃のわれ
けふの日を盧りて愛善紙われは発刊なしたるものを
鳥が啼く東の都に出でてより振はずなりぬわが愛善紙
信仰と誠意と努力なきときは如何なる事業も栄えざるべし
すわという時の道具と刷り出せし愛善新聞のたのみなきかも
右むけば右より知らぬ人人の事業はいつもはかどらぬなり
木偶の坊数多あれども絵の如く実地の活動なきぞ淋しき
宣伝使いかり給ひそ百人の中に少しは活動者もあり
表むき立派なれども裏側は生地をあらはす伏見人形
古の紙雛人形動かざり昭和の御代には機械人形
大神の神示いよいよ実行の時は迫りて綾の機織る
鶴山に機織る音をききながら盲聾の安閑たるかな
けふこそは千歳一遇の好機なり神の経綸をとりはづすまじ
世界中一腹になり日の本をせむてふ神示実現せんとす
人間の力や智慧で乱れたる世の難関をきりぬけ得べきや
内外の大国難をみながらに知らず顔なるブルジョアあさまし
日出麿は満洲の野にはたらけり日支親善の実を挙げつつ
満洲をこのまま放置するならばわが日の本の前途危ふし
私利私欲一切すてて惟神かみの大道に進むべき時
日の本の国の大事を他にしてエロとスポーツに迷ふ若者
政治経済思想国難一時に襲来したる世界はさびし
経済を根本的に建直す道は神より知れるものなし
日の本の国の安危は満蒙の天地一つにかかはりて居り
われは今しづかに聖地にゐながらも足にひまなき水鳥なりけり
かりごもの乱れたる世を建直す大経綸は神のみぞ知る
政治家も経済学者もとく来れ大経綸の神策示さむ
むらきもの心きたなき醜人が満洲の野にひしめく秋なり
蟷螂の斧ふりあげて満洲に満洲ごろの雄たけびをかしも
満洲の各地に独立せむとする利権あさりの雄たけびあはれ
われなくば紅卍字会との提携は難かるべきを国人知らずも
口先の日支親善は聞きあきぬ木々にさへづる夏蝉の如くに
しつくりと心と心のつなぎ合ひし大本愛善紅卍字会かな
十年の間伏せたる石碑の宮跡に建つ時となりけり
三十六年前に宣らせし大神の産声石にほりて建てたり
三体の石碑やうやくたちにけり常磐堅磐の世のはじめとて
やうやくに十字の宮の土台工事竣工なして満蒙騒げり
更生の年を迎へしわが身には責任ますます重きを感ず
神の国真如の光愛善紙国家の為に早くひろめよ
国祖神宣らせ給ひし神言のいま目の前にあらはれにけり
飯を食ふひまさへ惜しく思ふかな経綸の月日いや迫りつつ
三十余年待ちに待ちたる大神の経綸にはたらく時とはなりぬ
宣伝使はいふも更なり信徒も御国の為に寸暇を惜しめ
むらきもの心しづかに忙しく満蒙の空かけめぐるなり
      (昭和六・一一・一五 於高天閣)
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