文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ下巻 199
目次メモ
OBC B145400c65
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本文
朝はれの二見の浦に佇めば波おしわけて陽は昇りたり
洋洋とただよふ浪を押しわけて昇る朝日に日本の声あり
海原をおしわけのぼる朝津陽に若き日本の春をおもへり
紫の波のあなたに日の本の力をこめて朝日のぼれり
すめらぎの稜威かがよふ海原を照らしてのぼる朝津日のかげ
朝津日のかがよふ海をめぐらして秋津島根はいま生れたり
さざ波のときじく寄する磯輪垣の秀妻の国をいかす朝津日
朝津日は四方の海原てらしつつ若き日本の光ただよふ
新らしき国のほまれを敷島の海の内外にてらす朝津日
渺渺と限りも知らぬ海原をしめてかがよふ朝津日のかげ
雲と水のはざまを昇る朝津日のかげはすがしき日本の姿よ
日の本の誉を四方にとりの春海の内外に朝日かがよふ
あらがねの土の限りをてらしつつ海おしわけて朝日のぼれり
東の空ほのぼのと明けそめて二見の浦に千鳥なくなり
常にみる朝日なれども新春の海べに拝む心は勇まし
山も野も大海原も紫にそめて朝津日とよさかのぼれり
朝津日はとよさかのぼり海原は波洋洋とはてもみえなく
外国の人も拝まん海原をてらして昇る朝津日のかげ
はてしなき大海原をのりてゆく船のデツキに朝日をがめり
高砂や蓬莱丸の甲板に拝がむ朝日のかげ勇ましも
海原に匂はぬ花の白波をかがやかせつつ朝津日のぼれり
アジンコート真近くなりて朝はれの船のデツキに拝む日のかげ
千重の波みな紫にかがよへりこの初春の朝日すがしく
むらきもの心すがしも勇ましも浜べにたちて拝む朝日は
伊勢の海のあまが小舟をてらしつつ二見の岩より昇る朝津日
瀬戸の海舟のりゆけば東の山の端のぼる大いなる太陽
海しらぬ丹波の国にすみながら海の朝日をはるかにしのぶ
大稜威朝津日の如しみめぐみはあした清しき海原の如し
御勅題朝の海ときくさへも若き日本の栄えしのばゆ
朝津日の生るる如く海原のしづけき心われはもたばや
あしびきの大和島根をめぐらせる浪の秀てらして朝津日のぼれり
東の山の端のぼる朝つ日は山こえ野こえ海に及べり
海原の深き秘密をてらしつつ初春の陽は朝をのぼれり
四海浪しづかに寄する汀べにわがたたずまひ朝津日拝めり
波の奥雲のあなたを紫に染めて朝日は登り初めたり
大舟に乗りてし行けばほのぼのと波の奥より明け初めにけり
紫の雲は東の波の上にただよひにつつ朝生れたり
有明の月を残して朝津日は波の奥より生れ初めたり
長閑なる春のあしたの海原よ波のあなたはほの明りつつ
太陽をふところに抱へて見たい大海原を底迄干して見たい俺の夢
山でも野でも海でもよい俺は太陽の様にどこまでも輝くのだ
日の本の国の光を目のあたり見る心地すも海の朝津日
回天の望みに生きて新年の海辺に立てば昇る朝津日
新年の波の上照らす朝津日は一入清き思ひするかも
吾心豊かに広くふくれたり船の上に見る朝陽の光に
澄みきらふ朝の海風あびながら浜辺にたてば心ふくるる
山も海も皆新らしき初春を照らしてかがよふ若き陽のかげ
紫の雲の花幕押しわけて静かに昇る海の朝津日
世の中にすがしきものは朝晴の大海原にまさるものなし
新年のあした漕ぎ行くすなどりの海女の小舟も七五三飾りせり
紺碧の雲と海とを照らしつつこの新年の陽は登りたり