文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ凡例
データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ下巻 204
目次メモ
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本文
松岡代表に贈る
国民の心の鏡あきらかに連盟側にうつせ松岡
酔ひどれを相手にするはほどほどに切り上げ時を忘るな代表
連盟を脱退するもいとはざるわが国民は備へもつなり
リツトンの報告書なるものしらぶれば女郎の誓紙と撰ぶことなし
十三対一になるともおそるるな吾には日本みたまありけり
今までは隠忍自重の日の本も早や必要のなきまで進めり
横車押す連盟の鼻柱砕いて帰れ松岡代表
連盟の支持はなくとも日の本のあらんかぎりは満州はたつ
古は日本領なりし満州を夢にも知らぬ外国あはれ
松岡氏しつかり頼む日本には八千万の後援者あり
惟神日本みたまを発揮して醜国国の目をさますとき
○
細矛千足の国ぞ日の本はいまだ負けたることのなき国
政治餓鬼権勢餓鬼もこの頃は少しまなこを覚ましたるらし
国民の選良と言ふ怪物は党利と私利の外に念なし
大いなるなやみの時に向ひなばふるひ戦く選良あはれ
宗教や政治経済ゆきつまりゆきつまりつつ岩戸は開かん
久方の天の岩戸をおし開く鍵持つ真人はいづこなるらむ
大みろく七十五聖を生み揃へ今や来らんときを待たせり
北海の旅の一と夜を安らひつ都の空におもひはするも
天も地も凍らん都の八街にふるひをののく人のさわなる
右によらず左によらず吾はただ惟神の道直進するのみ
惟神道の正中進む身は亡ぶことなくあやまつことなし
大いなる星の地に落つ時は来ぬ冬ふかくして天地は凍る
ひそみたる日本みたまをゆりおこし表に立つれば国は安けし
天の時地の時人のときいたりいよいよメシヤは世にたたんとす
壬申の冬はやうやく深みつつ都大路に降る雪あかし
うつりゆく世の有様を熟視して今やみろくは世にひそむなり
一日も早く無間の鐘を振れみろく三会の黄金の鐘を
三十余年打たずならさず地の底に埋めおきたる無間の鐘はも
来るべき世のわざはひに備へんと無間の鐘は埋めあるなり
エルサレムいづれにあるかくはしほこ千足の国の珍のまほらば
東方の光となりてあらはるるメシヤは珍の聖地にひそめり
釈迦孔子もエスキリストもマホメツトいづれも過去の聖者なりけり
過去の夢くり返しつつ世人等はあてなきことを待望して居り
いかめしきよそほひなしてあらはるるメシヤはいづれもにせ者なりけり
権威ある者の如くにあらはれず仁慈の雲にメシヤはあらはる
いろいろの身に特徴を持ち乍ら世を救はんと出づるメシヤよ
むづかしきことをかたらず諸人にわかりやすきをメシヤはかたる
来るべき世の有さまをさとらざる盲者が土地をあせり買ふなり
地の上の一切万事は惟神神の心になるべきものを
何事も神に任せて進む身は如何なる曲のおそふも安し
世の中の総てのことは天地の神の心のままなりにけり
来たるべきみろくの御代を覚りなば急がざるべし小さきことに
欲望を持たぬ身なれば何事にもあやまちおぼるることはあるまじ
吾はただ神の御ため国のため世人の為に動くのみなる
ままならぬ世とは聞けども真道ゆくわれは心のままに進むも
愛善の光みたまに満つるときは闇の浮世も明るく見ゆる
時じくを笑みて栄ゆる吾が心神のみ国にひたり居るなり
足曳の山も慕ひて吾が前に来たりぬかづく愛善の光
地の上に糞を撒き散らすうじ虫の心きたなく神国をけがせり
武蔵野や日比谷ケ原に居寄り来てなきたつ蛙の声はさみしも
明盲目一寸先も見えぬ身が政治をかたる面のをかしき
足元に火が燃えて来るまで知らぬ盲目の集ふ荒野はかなし
千早振る神代の昔あらはれしみろくは自力更生せんとす
今の世に自力更生なし得るはみろくの神をおきて他になし
をりをりを科戸の風の吹きあれて地上の空気を浄むる神業
地の上のけがれ残らず吹き払ふ科戸辺の神のいさをしるきも
水分の神をりをりに地に降りすべてのものをうるほし給ふ
水分の雨の幸ひなかりせば地上の一切乾き滅びむ
久久廼知の神のいさをに人の住む家居は安く建てらるるなり
山に野に立木のいさをなかりせば人の生命は保てざるべし
素盞嗚の神のまきたる桧こそ宮居をつくる材料なりけり
凡俗が桧の家に住ひなば宝を失ひ生命をうしなふ
人の住む家の柱と定めてし杉こそ人世の柱なりけり
杉柱もちて建てたる家に住めば心清しく病は少なし
常磐木の松は棟木に用ふこそ素尊のさだめし御規則なりけり
あか松の床柱ある家居にはまねかざれども宝集まる
人間のなきがら葬むる棺桶につくれと素尊のさだめし槙の木
槙の木を植ゑて生垣つくる家は死人病人絶ゆる時なし
寺寺の坊主は庭に槙植ゑて亡者の来るをまち暮すなり
庭先に槙の植木のある家は栄ゆるとても遂に滅びん
素盞嗚の神の尻毛ゆ生れたる槙は不浄の樹木なりけり
庭木には木斛木犀樅多羅弥常磐木植うれば家居栄えむ
大山津見神のいさをに百木木は人の宝と繁り栄ゆる
草も木も大山津見の幸はひに人の宝と繁りゆくなり
大年の神のいさをにたなつものみのりて人の生命を養ふ
稲みのる秋の田面をながめつつ瑞穂の国のありがたさおもふ
萱野姫神のいさをに諸諸の花咲き出でて人をなぐさむ
大空を高くめぐりて国人の禍ひはらふ鳥舟の神
大空をかけめぐりつつ国民を安きに守る天の鳥舟
迦具槌の神はみ空に轟きて稲田の虫の害をのぞけり
いやひくき土の中よりあらはれて国をやすむる埴安の姫
埴安彦埴安姫のあらはれて世を守るべき時は近みぬ
天照皇大神のみ裔なるすめらみことは現世の神
世を知らす現人神のみいさをにわが国民の安き尊さ
天照神のみ裔のしろしめすみ国は永久に亡ばざるべし
安見知し吾が大君のみ軍はみ国の為に生命をしまず
大君の稜威は通く満州の湖砂吹く野にも輝き給へり
大君のみ楯となりて玉の緒のいのち惜まぬ大和益良夫
武士の鑑と散りし三勇士は大和みたまの精華なりけり
外国にたぐひも知らぬ忠勇なる軍人もつ日の本の国
暴虐のかぎりをつくす支那兵を正義の刃にこらすみ戦
わが国の生命線と満州にいのちをしまぬ大和武士
わが道の信徒あまたみいくさに従ひ満州国に働く
今日の事あるを前知し過ぐる年吾は蒙古にわけ入りにけり
愛善の旗風高く靡かせて吾は蒙古に駒を進めし
蒙古人わが愛善の真実にむせび泣きつつ従ひにけり
大怪物全く地上にあらはるる時は天地ゆり動くべし
一人の大気狂ひと一人の大怪物は地にひそむなり
地の上の人は悉おどろかむ大怪物の正体見る時
政治家にあらぬ政治家あらはれてかりごもの世を建て直すべし
宗教家ならぬ道者のあらはれて世界の思想は改まるべし
学業は古今に絶しその識は東西をぬく聖雄マハトマ
聖雄は英傑従へ英傑は英雄豪傑手足に使ふ
聖雄の全く地上にあらはれて森羅万象生かす世近し
大宇宙森羅万象悉くみな主の神の生みませしもの
始めなく終りも知らぬ大宇宙造り給ひし御中主の神
御中主またの御名はかしこくも国常立の大御神なる
主の神は大地を造り足魂植物のため生ませ給ひし
生魂主神の御稜威に人草のたねはこの地に生ひ出でにけり
主の神は人間を生み動物をいやつぎつぎに造り給ひぬ
人間の次に獣を生み給ひ鳥類魚類を造らせ給ふ
いやはてに数多の虫を造らして大地を普くまくばり給ひぬ
生殖の道はからんと動物に愛と情とを授け給ひし
動物はいふも更なり草木まで皆生殖の器官を賜ふ
主の神は玉留魂金石のもとを造りて世を固めましぬ
海月如す漂ふ国を沼矛もて許袁呂許袁呂にかきならし給ふ
矛先の露かたまり自転のうるはしき島生れましにけり
足引の山の草木を生み給ひ万の神を造らせ給ふ
天地を守りの神神生み了へて貴の機関と人を生ませり
主の神は万物普遍の霊なれば人を造りて世をひらきましぬ
大神のみたまを享けし人の身は天地経綸の主宰者なりけり
国国によりて人種は異れどみな主の神の愛児なりけり
天地のはじめに生れし日の本の国は世界の祖国なりけり
地の上の祖国に生れし民草は世を教ふべき責任持てり