文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ下巻 321
目次メモ
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本文
大本の王仁と世人はとなふれど王仁の大本とわれは思へり
神人合一境に立てる吾をして神憑状態とあやまる人人よ
神にして人なり人にして吾はまた神なりと自覚せるなり
神神がうつりて霊界物語述ぶるとおもふ人心あはれ
伊都能売の神とあらはれ瑞霊となりて万事を吾は説くなり
大法螺を吹く狂人と世の人は後世吾をあざけるなるらむ
慢心にあらず狂人にあらずして吾は真言と示しおくなり
釈迦孔子キリストヨハネも悉く死骸となりし虎なりにけり
死せる虎よりも生きたる小鼠の力強しと悟り得ざるや
吾こそは生きたる神よ虎獅子よ一言天地をゆり動かさむ
我利我欲のみに心をくもらせて真言を知らぬ人のあはれさ
世の中はいはゆる学者のみにして真言の物識り人は少し
学者とは学ぶ者なり無学者は学ぶ用なき者の言なり
学ばずも宇宙の真理は悉くわれはさとれり真言の力に
大法螺を吹くとおもふな人人よわれは真のわれを知るなり
大本の信徒達もわが為せる日日の神業を知らぬ人多し
人人の智識は曇り情ねぢれ総ての事にうたがひいだくも
わが為せる日日の業をばうたがへる人は真の愚者なりにけり
わが近く日日に勤むる人さへも驚くばかり真相知らざり
たかぶるに吾あらねども世の人の業をしみればたどたどしもよ
言霊の神神達の活動をつぶさにさとす言霊の道よ
地の上に物識り人は多けれど真言を知れる人の少き
政治宗教教育美術悉く言霊知らずば全きを得じ
不能者はわが為す業の多いさに呆れ疑ひ言議ゆなり
かかる世に生れてかかる神業に仕ふる吾は苦しかりけり
たまさかに言霊の道説く人も一知半解物にはならず
一言多義言霊学を知らずして一言一義にすまし居るかも
言霊は総てのものの初めなり天地万有これより生まるる
大宇宙森羅万象悉く言霊の水火の幸より生まれし
吾は今水明閣に安臥して言霊力に天界を説くも
言霊の光を知らず如何にして神の大道のひらかるべきやは
魂のくもりきりたる世の人に天界を説く業のかたきも
歴史にも言ひ伝へにもなき真言を世人に説くをもどかしみけり
深遠なる真理はたうてい今の世の言霊知らぬ人にはわからず
言霊の幸はふ国の日の本に言霊知らぬ人ばかりなる
うつりゆく世のありさまを詳細に吾はさとれり真心に
澄みきりし心の眼に天地の一切は吾にうつりてあるも
三十年の昔となへし世の中の出来事のこらず実現してをり
後世の人は必ずあやしまむ百人前のわが働きを
世の中の人の事業にくらぶれば吾がなす業は百倍に余る
ミカエルとなりて叫ばむわが時を知らず最後に驚く世人よ
神人合一道をきはめし吾にしてこの大法螺は吹き得らるなり
主の神は人を機関となしたまひ世のことごとを説き示しますも
神と共に此世に生きて言霊の生ける真言をとき示すなり
顛狂痴呆狂者と世人は思ふらむ世に憚らぬ吾言の葉を
天地の一切万事を暗がりの世界に照して吾は説くなり
人生の行路を六十余年間わたりて吾は真をつかめり
神と云ふは万物普遍の霊なり人は天地の経綸につかふ
人にして神人合一の境にあらば無限絶対の力徳を発揮す
大本の信徒さへも真相を悟らひ得ざる吾をさびしむ
掃溜めに鶴の降りたる心地して吾は世人をもどかしく思ふ
うようよと人は住めども淋しけれ吾を悟れる者のなければ
幾万の信徒あれども吾と共に道ゆくみたまの無きぞ淋しき
吾後に遠く従ひ来るものあれども手を取り行くものはなし
いろいろと吾をはかゆる信徒の汚き心をあはれと思へり
鼻高が何も知らずに吾伊行く道を塞ぎてさやる世なりき
言霊の真言の力知らぬ故に一切万事は行き詰るなり
政治宗教教育芸術悉くゆきつまりたる世をいかにせむか
言霊の真言の光と力より外に開かむ道なかりけり
行き詰りゆき詰りたる世を拓く力と光は言霊の幸なり
言霊は生ける神なり言霊を知らで此世の治まるべしやは
天地の真理を知らず神界の経綸をしらぬ常暗の世なり
常夜ゆく暗を晴らして神国の光てらすは言霊の徳
暴風雨地震雷鳴一時に襲ふも恐れじ言霊の吾は
言霊の水火ととのへて弥果の世を固めむと思ふぞ久しき
海陸の軍の用意ととのへて御国をやすきに護れ国民
来るべき昭和十年十一年夢にも忘るな我国民は
シベリヤの狼牙をとぎすまし獅子また眼をいからして待つ
狼や荒鷲熊鷹ライオンも爪とぎすまし時を待ちをり
今の時に用意せざれば神国は残らず悪魔の世となりぬべし
今までの特権階級悉く眼をさます時は迫れり
日の本の天津日嗣の天皇の為めに尽せよ命ささげて
国と云ふ国は世界に多けれど神の護らす国は他になし