文献名1歌集・日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3言華よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2025-10-18 22:22:22
ページ下巻 394
目次メモ
OBC B145400c92
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本文
神聖のよさし給ひし神聖会は神のまにまに動くべきなり
神聖会わが運動は手ぬるしと神意を知らぬ人のつぶやく
何事も神のまにまに動くこそ神聖会員のつとめなりけり
人間の浅き智慧もて神聖の深きしぐみのわかるべきやは
来るべき世にそなへむと神聖の結び給ひし神聖会なり
誠なき人は我欲にふみまよひわが行動をもどかしく思ふ
大地上構成せむと神聖は神聖運動命じ給へり
神聖のつくりし会よ人間のはかりしるべき事にはあらず
皇道政治皇道経済待ち望む人の心の短きを慮ふ
大いなる事業は容易に完成の域に達するものにはあらじ
大神の鎮り給ふ大宮の成らずば神業成らざるを知れ
神業の前途を祝ひて亀山に千歳の鶴は舞ひ降り来つ
来るべき時まだ早しと吾は今芸術改良に身をくだくなり
小を積み微を重ねつつ末遂に完全無欠の大となるなり
堪へがたき残暑の真昼を変装し七福神の活写をなす
来るべき世の禍をのぞかむと七福神の活写を撮るなり
大にして国家を護り小にして家を守らす七福神なり
高熊山修業を活写に撮らむとて暑き真昼に働く吾なり
われは今温泉の郷に休らひて世の行く先を静観して居り
わがたたむ日は近づけど千百の経綸全くならざるをおもふ
世をなげき人を思ひて朝夕を静心なきわが身なりけり
来るべき日は近づけど如何にせむ神のよさしの業なかばにて
信徒の心一つに揃ひなばわが神業は易く遂げなむ
天地にみなぎり渡る力こそ天照神の光なりけれ
夏の日の雨を愛する吾ながらこの長雨はあき果てにけり
なが雨もわが愛人とともにあれば胸の奥まで晴れ渡るなり
エターナルに妾を愛して頂戴ネと猫が鯰にあまへ居るなり
美濃部博士不起訴に関し陸海軍不満の叫びただよひにけり
為政者の美濃部に対する態度こそけしからぬとて軍民怒れり
あいまいな不起訴理由に感じけむ天地暗澹雨ばかり降る
吾ばかりよければ人はどうなるもかまはぬ態度ありありと見ゆ
天地の殊恩を知らぬ為政者のある世はいつも常闇なりけり
世の中は一切万事ゆきつまり打開の道なき常闇なりけり
神聖の皇道政治建つる人の出でずば御代の闇ははれまじ
天災地変しきりにいたるも国民の神を知らざる報いなるべし
神国を思ふのあまり寝る間もあらぬ吾身の忙しきかも
鶴山に帰るひまさへなきまでに御国思ひてせはしき吾なり
鶴山にかへりてゆるゆる休まむと思へど詮なし国思ふ身は
曇りたる世を照らさむと朝夕に常闇の世をわけて行くなり
エチオピア、イタリー間の紛争はいよいよ本格的となりけり
イ・エ両国今戦はば欧洲の空は更なり世界乱れむ
人間の乱行をよそに天道の乱行なりとほざく学者等
天道の乱行止まず雨降ると悔むもをかし常闇人間
人間の心に誠あるなれば天地晴明五穀実らむ
今年も亦冷害に犯されて青いき吐息の人心かな
神国の行ひせずば何時までも天変地妖まぬがるるを得ず
国民の心は乱れくさり果てて神の心を怒らしめたり
神なくばこの天地は一時も保ち得ざるを知らぬ醜人
今の世は残らず利欲にふみ迷ひ天地の冥加を知らぬもののみ
天地の深き恵みを不知火の海にただよふ人心かな
政権欲名利欲のみあさりつつ神を思はぬ政治家の多きも
このままに世の続くべき道理なし根本革正すべき時来ぬ
政治宗教教育総てを根本ゆ革正せざれば国は乱れむ
神国ととなへながらも神明をおそれぬ暗き御代ぞうたてき
来るべき世のわざはひを知る故に四十年間吾道を説く
明日の日の事もわからぬ人の身が御国の祭り行ひ得べきや
来るべき御代をおもへば悲しもよ誠の人のすくなき世なれば
われは今伊豆の温泉にありながら御国おもひて静心なし
○○の気に入らぬとは知りながらやむを得ずして苦言を吐くなり
権勢も名利も望まぬ吾にして朝夕べに御国をおもふ
来るべき世の禍に備へむとわれは潜勢力を養ふ