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文献名1王仁三郎その他
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3霊の礎よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例共通凡例S データ最終更新日2025-10-17 22:22:22
ページ 目次メモ
OBC B163100c02
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本文
   幼児・嬰児の死後

嬰児や幼児の不幸にして  現世界を去りしその後の
状況つぶさに演べておく。
     ○
人と現われ出でし身は  必ず復活するものぞ
そは神言と言霊の  力に頼り得ればなり
言霊神語に神真あり  神真によりて復活し
神をば覚り得るものぞ。
     ○
嬰児はその父また母の  善悪正邪にかかわらず
信と不信の区別無く  その死に当たりて救世神の
摂受し給うものなれば  神界にても慇懃に
一大薫陶を受くるなり。
     ○
嬰児は順序に従いて  教育せられ善と美に
対する情動に浸染し  真智を培い識を得つ
そののち知識と証覚と  相伴いて円満の
域に進むに従いて  ついに天界へ導かれ
天人神子となるものぞ。
     ○
事物の道理に通暁せる  世人は決して一人でも
地獄根底へ行くために  生まれ出でたる者は無し
ただ神霊界の経綸に  仕うるために生れし者ぞ
根底の国や地獄へと  落ち行く者は自らの
現世に犯せし罪過にて  身を苦しむる者ぞかし
嬰児・幼児は世の中に  罪過を犯せし事もなく
清浄の身魂の故ぞかし。
     ○
嬰児・幼児の現界を  去りて他界に到る時は
依然と元の嬰児なり  無識と無智のそのうちに
清浄無垢の所あり  万事に対して可愛こと
その生前と異らず  彼は神界の天人と
なるべき資格能力の  萠芽を自然に保有せり
アヽ惟神々々  神の仁慈の尊さよ。
     ○
すべての人の現し世を  捨てて他界に入る時も
また生前と同一の  状態なるぞ不思議なれ。
     ○
嬰児は嬰児の状態に  幼児は幼児の状態に
青年・成人・老人も  現界同様の状態で
中有世界に逍遥す  各自の人の状態が
転変するはその後ぞ。
     ○
嬰児・幼児の状態の  他よりも優りしものあるは
清浄無垢にて悪念の  起こりしこと無く実際の
その生涯に悪業の  根底を下ろさぬためぞかし
清明無垢の嬰幼児は  神霊世界一切の
事物は心に植え込まれ  信の真と愛の善
受くべき器なればなり。
     ○
他界における嬰児の  その状態は現界の
小児にすべて超越す  物質的の形態を
有するものは自身にて  頑鈍なればその始め
受くる所の感覚と  情緒は霊界よりで無く
外界起元を辿り行く。
     ○
ゆえに世上の嬰児らは  いかに地上を歩まむか
いかに動作を統制し  言語を発する事までも
学ばにやならぬ不便あり  その感覚に至りても
眼や耳や口の如き  そを開かんと焦慮して
ようやく目的達成す。
     ○
されど他界の小児らは  これと全く相反し
精霊界に在るゆえに  動作ことごと内分より
来れば実習を待たずして  あるいは歩み、かつ語る
神霊界の天人の  言語は概して想中の
諸概念にて調停され  その情動より流れ出づ
これ現界と霊界の  人の相違の有る点ぞ。

      大正十一年十二月
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