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文献名1王仁三郎その他
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3霊の礎よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例共通凡例S データ最終更新日2025-10-17 22:22:22
ページ 目次メモ
OBC B163100c09
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本文 現実世界を後にして  天上世界に往き見れば
地上の世界と同様に  東西南北の方位あり
しかして諸の天人は  おのおの住所に異同あり
愛の善徳備えたる  天人住めるは東西位
しかして東方は明瞭に  これをば感じ西方は
おぼろにこれを感ずなり  愛の徳より証覚を
備えて住むは南北位  しかして南方は明瞭に
証覚光を備えたる  天人ばかりこれに住み
また北方はおぼろげに  証覚光を備えたる
天人のみぞこれに住む  主神のいます霊国に
在る天人と天国に  在る天人とみな共に
これの順序を守れども  主の霊国は愛の徳
この徳により真光に  従うものと相異あり
天の御国における愛は  主神に対する愛にして
これより来たる真光は  即ち無上の証覚ぞ
霊国所在の真愛は  公共に対する愛にして
これをば仁愛と称うなり  仁愛の真の光明は
神に基づく智慧ぞかし  これの智慧をば信と言う

     ○

主神の統轄なし給う  高天原の天界は
全く二つに分かれあり  主神の坐します天界を
称して霊の国と言い  天人たちの住居せる
世界は即ち天国ぞ  霊の御国と天国を
構成したる諸々の  天の世界の方向は
決して同じきものならず  そも天国の天人は
主神を太陽と打ち仰ぎ  霊の御国に住む者は
主神を月と打ち仰ぐ  しかして主神の顕現し
たまうところは東なり  真神即ち主の神は
天国にては太陽と  顕れ給い霊国に
在りては月と顕れたまう  かくも二種の御姿に
顕れ玉うは何故ぞ  愛と信とを摂受する
度合の異るためぞかし  愛の善徳は火に応じ
信は光明に相応ず  これ霊国と天国の
二つに分かるる所以なり

     ○

高天原の天界に  住む天人の眼より
見る太陽は天界の  太陽に比して最暗し
また太陰も同様に  天界の月に比ぶれば
最も暗く見ゆるなり  その理如何と言うならば
地上における太陽の  火熱は自愛に相応し
その光明は自愛より  招ける虚偽に相応す
そもそも自愛は主の神の  愛と全く相反し
自愛よりするその虚偽は  主神の有する神真と
正反対となればなり  かくして主神の備えたる
神愛、神真そのものに  逆らうものは天人の
眼に暗く映るなり  高天原の天国に
ある天人は主の神を  太陽の如く打ち仰ぎ
霊国在住の天人は  月の如くに仰ぐなり

     ○

地獄の世界に在るものは  自己と世界をのみ愛し
神に逆らうそのために  暗黒溟濛のうちにおり
全く神に相背き  主神を後方に捨てておく
これらを鬼霊、精霊と  称えて地獄の鬼となす
アヽ惟神々々  神の世界の奇びなる。

      大正十一年十二月
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