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文献名1出口王仁三郎著作集 第3巻 愛と美といのち
文献名2愛 >恋愛と家庭よみ(新仮名遣い)
文献名3結婚についてよみ(新仮名遣い)
著者月の家
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2016-11-28 01:51:56
ページ63 目次メモ
OBC B195303c143
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本文  男女がそうとうの年齢に達して結婚するということは当然で、なんらの議論も要しない。人間世態の常習としてしごく合理的であって、つねに平々凡々裡にとりあつかわれている。
 それでも因習を厳守する有産階級や特権階級の間においては、かなり家柄だとか財産が相当するとかいって、聞き合わせなどにそうとう手間どるものがあるが、近世自由思想のみなぎるにしたがって、ようやくそれが、人間自体の本旨に、比較的縁の遠いものだということに考えられてきたので、青春の男女の間においては、家柄だとか、財産だとかいう問題は、それほど重大視されなくなった傾向がある。家柄と結婚するわけでもなし、財産が千億万円あったところで、それを頂戴するというわけでもなし、たまたま持参金つきなどという嫁入りがあるが、それはたいていの場合、女自体になんらかの欠点があって、いわば一種のきずものである。そのきずを補填するために、いくばくかの金をもってする場合が多い。男の方に財産のある場合には、つねにその金を鼻の先にぶらさげて、細君なるものはつねに奴稗のごとくとりあつかわれる傾向があって、一生泣きとおして暮らすという悲惨事が多くある。
 これらいくたの曲折を有した過去の経緯から考えて、近来はそういう形式から脱して、いわゆる人格意志の結合というものを尊重してきたようである。意志の結合と共鳴があって、そこに結婚の意義が存在するのだ。むかしの人は野合だなどといって、ずいぶんけなしたり軽侮の眼をもって遇したものである。ぞれが時の潮流におされて、自由結婚だなぞと肩で風を切り、天下を闊歩するからすさまじいのだ。
 現行法規までが男子は三十歳、女子は二十五歳に達すれば、自由結婚勝手たるべしと教えているのだから、戸主だとか親権者だとか、同意を要するとか、戸籍がどうだとか小むつかしいことをいって、老人どもがごてごていっている間に、相思の男女が勝手に入籍して、平気の平三ですましているというのが、現代のいわゆる新人である。
(無題、『東北日記』四の巻 昭和3年8月26日)
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