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文献名1出口王仁三郎著作集 第3巻 愛と美といのち
文献名2自然といのち >心の病いと身の病いよみ(新仮名遣い)
文献名3病いは心からよみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
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ページ313 目次メモ
OBC B195303c548
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本文  すべて神を信仰することは、現在の体を壮健にし、病の苦しみをまぬかれ、長きいのちを保つためにいちじるしき力となるものなり。また未来における霊魂の生命のために、いちじるしき力となるものである。
 失明者は光を見ることあたわず。光を見ざるがゆえに、万の物ことごとく見ることをえす、不便かぎりなかるべし。まして心の眼を失いたるものは、その苦しきこといかばかりぞや。いまの世の中九分九厘までも心のめくらのみなり。瑞の御霊はこの病をなおさんために現われり。
 すべての病は百のうち九十九までは、心の罪穢れよりおこるものなり。心を清むるときは、病はただちに消ゆ。苦しむも心、楽しむもまた心なり。ゆえに心の病をなおさざれば、肉体の病は癒ゆることなし。根本より病を絶やさんと欲する者は、心の底に真の薬を飲み、心の奥の間に真の神を祭るべし。
 霊魂の死ぬる病と、肉体の死ぬる病とあり。霊魂の死ぬ病は、いと重くして癒ゆることなかなかに難く、いつたん死したるうえは、元にかえることあたわざるなり。肉体の死ぬる病は軽し。肉体の死したるは真の死したるにあらず。霊魂の宿を替えて元の神の国に帰りゆけるなり。されば、よし肉体を殺すとも、霊魂を殺すことなかれ。肉体は従僕にして霊魂は主人なればなり。
(肉体の病は心の病なり、「瑞祥新聞」昭和7年6月)
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