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文献名1大本七十年史 下巻
文献名2第8編 >第2章 >3 諸団体の活動よみ(新仮名遣い)
文献名3株式会社天声社よみ(新仮名遣い)
著者大本七十年史編纂会・編集
概要
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タグ データ凡例 データ最終更新日----
ページ1087 目次メモ
OBC B195402c8237
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本文  一九五二(昭和二七)年四月一日の教団機構の改革にともなって、大本本部の事業部門であった瑞光社の組織・名称があらためられて、株式会社天声社が設立され、土井三郎がその代表取締役に就任した。大本楽天社の機関誌「木の花」に関する業務も吸収合併して、教団関係の各種単行本・定期刊行物・パンフレット・文書などいっさいを印刷・発行し、あわせて祭事用品の販売をおこなうことになった。
 翌一九五三(昭和二八)年八月には亀岡天恩郷に九二坪の印刷工場を建築し、一〇月には、これまで京都におかれていた株式会社天声社中外印刷所の印刷設備一切(活版印刷機菊全判平台・同四六半截平台・同四六判八頁平台各一台、自動活字鋳造機二台)を新工場にうつした。そのころ亀岡天恩郷には、断裁機・糸かがり機が設備されていたが、工場を新築したさい、針金とじ機・プレス各一台をあらたに購入して、ここにはじめて一貫した出版体制が確立された。この機会に、一九四六(昭和二一)年四月以来七年六ヵ月にわたって大本の文書宣教におおきな役割をはたしてきた中外印刷所時代はその輝かしい幕をとじた。その後逐次最新の機械設備を増設し、一九五五(昭和三〇)年三月には事務所一一・五坪、一九五六(昭和三一)年九月には工場一三六・七四坪を増築して事業を拡大した。ついで一九五八(昭和三三)年五月の株主総会で、土井三郎は取締役会長となり、かわって土居重夫が代表取締役(社長)に就任した。
 天声社は株式会社として株式(一口五〇〇〇円)を発行している。株主総会が最高の議決機関であり、総会で選出された役員によって運営がなされている。事務所・工場は亀岡天恩郷におき、営業・工務・編集の三部制とし、綾部梅松苑には出張所をおいている。工場には、活版印刷機菊全判二回転一台・同菊全判平台二台・同四六判八頁平台一台、自動鋳造機(八光式)二台、断裁機(二尺八寸)一台、鉋丁研磨機一台、プレス一台、紙折機二台、糸かがり機一台、足ぶみミシン機一台、針金とじ機一台、自動クロス巻機一台が設備されている。一九五二(昭和二七)年四月から、一九六二(昭和三七)年二月までの主な出版物はつぎのとおりである。

(一)単行本 ◎大本神諭(第一巻)。 ◎出口王仁三郎著─霊界物語(第九~二四、四七、四八巻)、霊界物語(縮刷普及判、第一~七二巻)、天祥地瑞(第七三~八一巻)、道のしおり、霊の礎、三鏡、宣伝歌集、大本の道、大本讃美歌。 ◎出口すみ子─おさながたり、出口澄子歌集。 ◎出口直日─私の手帖、続・私の手帖。 ◎出口日出麿─信仰覚書(第一・二巻)、信仰雑話、信仰叢話。 ◎その他─開祖伝、聖師伝、宣伝使の心得、墨跡・水墨・陶芸作品集、大本祭式、祝詞釈義、善言美詞。
(二)宣教資料─大本とは、おかげばなし、大本の神示と世界の動き、大本問題二十集、大本信仰のしおり、支部長必携、おほもと、大本の聖地とまつり、大本運動十原則、大本事件とは、祖霊のまつり、大本を紹介したマスコミ集人類の進路・人類同胞観と一つの世界、霊界探険・大本開祖・八分間の話題(1~6)・幸福とは何か・私たちの信仰。みてしろおとりつぎ・みたま祭り・霊界の話・自立・生きる糧・おほもとの神。
(三)月刊誌─おほもと、愛善苑、エス文「OOMOTO」、英文「OOMOTO」

〔写真〕
○教団の全出版物を印刷している天声社 昼夜兼行の機械場 p1088
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