文献名1大本史料集成 2 >第2部 昭和期の運動
文献名2第2章 昭和神聖運動 >第2節 昭和青年誌(抄)よみ(新仮名遣い)
文献名3国際連盟と満州を詠ふよみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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出口王仁三郎
帝国主義の寄合世帯に均しきは国際聯盟会議の正体
各国が資本主義をば完全に保護せんとする国際聯盟
喬木は風にもまると言ふ如く日本は聯盟強風にもまれし
吹き捲くる嵐に怖ぢず撓まずに生気に充てる日本の喬木
帝国主義を非難すれども世界中皆この主義を実行して居り
商工業上の生存競争激しきは到る所に展開せりけり
地の上の人口増加に伴ひて生存競争起るは是非なし
資本労働互に調和を保ちつつ発展させ度き大満洲の国
産業の発展に由り各国は販路を自国外に求むる
人口の増殖に就き必要を感ずるものは土地なりにけり
産業の発展につれて各国は市場を開く必要を見る
土地狭く産業原料供給地無き日の本は満蒙に伸びよ
日本民族発展地たる満蒙は日露戦争に由りて得しもの
満洲に日本は高価なる代償を払つて得たる不易の権益
円満に人種の移動行はれ生活安全の基礎なる満洲
領土的野心は持たず民族を圧倒なさず新政の満洲
資本家を保護する為の満洲の新建国にあらずと知るべし
資本家と労働者と相携へて共存共栄の満洲建国
満洲は我日の本の無かりせば必ず世界を混乱に落さむ
我国の辺防上より重大なる関係を持つ満洲を忘れな
新らしく国生れたる満洲の前途を祝ふ国民の声
(「昭和青年」昭和七年四月号)