文献名1大本史料集成 2 >第2部 昭和期の運動
文献名2第2章 昭和神聖運動 >第2節 昭和青年誌(抄)よみ(新仮名遣い)
文献名3晴るるむら雲よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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ページ705
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OBC B195502c2202166
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本文
出口王仁三郎
内外の国の天地に立つ雲の晴るゝよしなき秋となりけり
我国にそぐはぬ思想の雲湧きて天地小暗くまだ晴れやらず
益良夫の奮ひ立つべき時は来ぬ醜のむら雲包む天地に
寝ぬる間もなきまで昼夜働くも御国の前途を思へばなりけり
神国の光漸く見えそめて飛躍日本の春となりけり
物質に重きを置きて精神を軽視する世は禍なるかな
いとまなき身ながら映写にいそしむも世の行く先を思へばなりけり
神の代の状明らかに示さむとわれ神劇を起しそめたり
演劇の根本改良なさむとて言霊劇を演じ初めたり
活動にはた演劇に日の本の心に添ひしもの一つなし
国民の心濁るも清むるも活写と劇の影響なりけり
大本の歴史のあちこちあらましをスターとなりて吾れは活写す
移りゆく世のさまざまを嘆きつゝ疲れ忘れて道にそしむ
日の本の道明らかになるなれば醜のむら雲直に晴れなむ
日の本の昭和の光輝かばこの地の上は安く栄えむ
(「昭和」昭和十年十二月号)