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文献名1大本史料集成 3
文献名2第2章 裁判所資料 >第6節 控訴審判決書よみ(新仮名遣い)
文献名3控訴審判決書(20)よみ(新仮名遣い)
著者
概要国常立尊らによる立替立直と天皇の統治権との関係を検討する。諸神の神業は最高神である天照皇大神の命によって行われ、現界の立替立直後は、その成果を天皇に奉るというのが大本の教義であると認定する。王仁三郎は霊代として改革を担うにすぎず、日本または世界の唯一の統治者になるものではないとして、公訴事実を否定する。
備考
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本文 ㋭ 国常立尊は地上現界並神界の立替立直の主たる神、豊雲野尊及素盞嗚尊は其補佐神にして此等の諸神は地上現界の立替立直の為教祖ナカ及王仁三郎を其の霊代として顕現せられたるものなることは前示認定の如し、而して大本の所説に依れば大宇宙は渾然たる一大組織を為し、八百万の神々は大宇宙の総統神たる天照皇大神の統率の下に夫々神定せられたる神業を守りて、厳然侵す所なきもの(皇道大本信条第二条参照)にして国常立尊、豊雲野尊及素盞嗚尊の諸神が地上の立替立直の神業を遂行せらるるも亦天照皇大神の神慮に出て諸神は大神の神旨を奉戴して立替立直の神業を遂行せらるるものと為すなり、皇道大本信条第六条に我等は国祖大国常立尊が天照皇大神の神旨を奉戴して世の立替立直を遂行し、宇内の秩序安寧を確立し給ふ現界、神界の大守神に坐しますことを信奉す、とあるは此の謂にして斯る所説の現はれたる文献亦尠からず、主なるもの左の如し、

神霊界大正七年五月十五日号第五頁、大本神諭と天理教神諭の記事中、天の真の親神は撞の大神様と日の大神様であるぞよ、日月様の御命令を頂きて艮の金神が此世一切の守護人民の守護致して来たぞよ、同大正八年八月一日号第一頁明治三十五年旧三月八日付筆先中、誰が頼みたのでもないことを余り永らくの苦労を致したので、世界の人民が何功能のない苦労を致すのが可哀相でならんから化けて、蔭から此の世の審査を致して居りた元の国常立尊が表へ現はれて、一番此の世の大望な御用を天の御三体の大神様の御命令を頂きて三千世界を守護う様になりたから、此の方に従ふて来さへしたら楽に暮らせる世になるぞよ。天の御命令を頂きて大神様の守護権を発顕す此の艮の金神が出口の神と現はれるのは、昔から世に出てお出遊す神々も御存じなき事、人民の知りた事でないぞよ。

同大正九年三月十一日号第十一頁いろは神諭の記事中、天照皇大神宮様まで自由に致して居りて日本の神力も無き所までに世を混乱たが、此の先は艮の金神、坤の金神が守護致して大神様の神力を現はし現人神様の御威勢を揚げて三千世界を照らし助ける大本であるから、他の教会の如うに思ふて居ると薩張り見当が取れぬぞよ。

同大正八年六月十五日号十三頁明治三十二年七月付の筆先中、艮の金神は親任の執権者で在るぞよ。万の神は眷属に使役ぞよ。

同大正八年二月一日号第一頁明治三十一年七月十六日付の筆先中、艮の金神は元の神世には日月様の親任の守護神であるぞよ。余り頑張るからと八百万の神々に目論見れて艮へ押込まれて居りたが、時節を待ちて亦元の神世が参りだから、元の守護を命してお貰ひ申すぞよ。

同大正八年三月一日号第十六頁大正八年二月二十一日付の筆先中、日本の神国に生れて来た身魂は皆大和魂の性来が授けてありて上中下の三段の身魂が天から降して、世界を経綸させる様に天国の政治が地上に写して君と臣と民とに立別て在れども今は世が逆様に成りて居るから……、同大正七年二月号第四一頁太古の神の因縁の記事中、元来撞の大神は造化の大元霊にして天に属し君系に坐します也。国常立尊は地に属して臣系に坐しませ共、撞の大神は世界の為に地位を捨て臣位に降りて其体を素盞嗚尊の生み坐せる三女神に変現し、二度目の天の岩戸を開き給ふ事と成りぬ。(中略)国常立尊は太古に於ける天照大神の位地に進まれ撞の大神は太古に於ける、須佐之男尊に降り給ひて天上天下修斎の大業を成就し給ふ時機とは成れる也、然れども神政成就の暁は又元の如く撞の大神は天位に復り玉ひ、国祖は地位を降りて臣系の職に就かせ給ふ可き事は大本開祖の神諭に明示さるる所なり、同大正七年二月号第四十三頁大本神歌中、皇大神の神勅を、発揮し奉りて万国に無比なる御国体の精華をば顕はし奉り、政教の根本改正に上下が揃ひて仕へ奉りなば、御国に不安の雲も無く国常立の松の代と開けて茲に惟神、神代乍らの日本魂、忠勇、孝慈、奉公の至誠を発揮し、国民は忠誠、義烈、身を献げ天津日嗣の皇運を扶翼し奉り祖々の遺風を顕揚す可也、大く正しき大御代の機運を知らず何時迄も外国魂の教へたる陳腐姑息の政策を続行するは水源を濁して清流求むるの愚劣無効の至り也一時も早く覚醒し、神の御国の天職に仕へ奉りて万世に動かぬ御代を守れかし、

出口王仁三郎全集第五巻第三四五頁随筆中、綾部の大本は御神諭に「地の高天原と定まりだぞよ」と現はされて居る天の高天原は即ち、天津日嗣天皇の堅磐に常磐に鎮座坐します清浄無垢の霊場を奉称するのである、天の高天原は天下を統御し給ふ主師親の三大神徳を永遠無窮に具有し給ふ、至尊の御経綸の中府であります、地の高天原は天下万民に皇道の大本を教へ諭し天地神明の御稜威を輝かし世界を救済し道義的に世界を統一する神界経綸の大中心点であります、昔大国主命が豊葦原瑞穂国を統一し之を皇孫命に奉還し給ひし美事は、君臣の大義名分明なる国体の精華であります、地の高天原は臣系の神なる国常立尊素盞嗚尊等の活神が出現され現代の乱れ果たる世を清めて、五六七の神代に復活し以て世界大統御の神権を惟神に有し給ふ上御一人に奉り、麻柱の大道を明かにする忠勇なる神人の集合地点であります、世界統御の御天職と大本の世界統一の経綸とは素より根本的に於て使命が違つているのであります、大本の祝詞にも本来内外を違たず茂鉾の中執持ちて、大御前に事白さしめ給ひ云々とある如く、我皇道大本は本来自他公私君臣等の名分を明かにするのが主眼であります、

之等の文献の示す所に拠れば、国常立尊豊雲野尊素盞嗚尊が立替立直の神業に従事するは終始天照皇大神の命に従ひ其の理想達成の為大本の所謂麻柱の道に精進するに在りて同神等の大神より託されたる大任は紛乱状態と為れる地上世界を革正して神政に復古し地上天国を建設するに在り故に立替立直の担当者と立替立直後の統治者とは同一に非ざることを明に看取せざるべからず之を文献に就きて観るに、

皇道大本信条第五条我等は国祖国常立尊が天照皇大神の聖旨を奉戴して、世の立替立直を遂行し宇内の秩序を確立し給ふ現世、幽界の大守神に坐ますことを敬信す、

天之巻第二三頁明治三十一年旧五月五日付の筆先中、日本の人民の天からの御用は三千世界を治め、神の王の手足となりて我身を捨てて神皇の御用を致さな成らぬ国であるから外国には従はれぬ尊い国であるのに、今の日本の人民は皆大きな取違を致して居るぞよ。

同第二六頁明治三十二年……月……日付の筆先中、今度は北から艮金神が現はれて世界を水晶の世に致し善と悪とを立別け善悪の懲戒を明白にして世界の人民を改心させ、万古末代動きの取れぬ善一筋の世の持方を致すから是迄の世とは打つて変ての善き世と致して、神も仏も人民も勇んで暮らす、松の世、神世と致して天の大神様へ御目に掛けるのであるぞよ。

同第二八頁明治三十二年旧七月一日附の筆先中、チト大事業で有れど成就いたさして天地の大神へ御目に掛けるから艮金神はカラ天竺まで鼻が届くぞよ。

同第七二頁大正四年旧十一月二十六日附の筆先中、天の大神様がいよいよ諸国の神に立替の命令を下しなされたら艮金神国常立尊が総大将になりて雨の神、風の神、岩の神、荒の神、地震の神、八百万の眷属を使ふと一旦は激しいから……。

同第八四頁大正五年旧十一月八日附の筆先中、この世界は一つの神の王で治めん事には人民の王では治まりは致さんぞよ。日本の王は神の王であるぞよ、外国の王は人民の王であるから世が段々と乱れる斗りで……。

同第九三頁大正六年旧二月九日附の筆先中、九分九厘で手掌を返して万古末代潰れぬ日本の神の王で、三千世界を丸めて人民を安心させ松の世、仁愛神の世、神世と致して天地へ御目に掛ける時節が近うなりだぞよ。

同第一〇九頁大正七年旧正月十二日附の筆先中、現世の鬼を平らげて世界のものに安心を致さすぞよと云ふ事が初発に筆先に書かして在るが世界の大洗濯をいたして、元の水晶の身魂やら天地の大神の直系の御血筋の世に致して天に坐します御三体の大神様に御眼に懸けねばならぬ御役であるぞよ。

火之巻第五九頁明治三十三年旧十二月十三日附の筆先中、此の闇雲の世を水晶の世に致して神界に御目に掛けねばならんから此方の心も少とは推量して下され……。

同第九七頁明治三十六年旧六月四日附の筆先中、艮金神は三十年(三十年は三千年の誤天之巻一〇五頁九行参照)あまりて仕組た事を筆先で知らして此世の艮を刺して、天の大神様に御目に掛ける御役であるなり。坤金神は実地の経綸を致す御役なり。

同第三四三頁大正六年旧九月三十日附の筆先中、是迄の世の持方は後前構はん利己主義の行方であるから強いもの勝で弱いものは路頭に立ちだぞよ。上斗り宜くても下が立たねばこの世は治まらんから上下揃ふて勇む神代に立替致して天の御先祖様に御渡し申すぞよ。

同第四七一頁明治四十三年旧四月十八日附の筆先中、因縁ある身魂を此大本へ国々から引寄して日本魂を研き上げさして今度の二度目の天の岩戸を開いて、三千世界を立直して天地へ御目に掛けるのであるから……。

同第四八五頁明治四十三年旧九月十日附の筆先中、此の誠の元の直々の御魂の種でありたら、タタキ潰しても焼かれても喰はれても微躯とも致さず、一旦世が乱れて潰れても誠の日本魂は立直して水晶の神世に致して天の御三体の大神様へ御渡し申して、御見せ申す神力があるのが誠の生神であるぞよ。二度目の天の岩戸開きは大事業であれども誠一つを立貫いて、新つの世に修理して天の大神様の御命令が下りて地の世界を構ふ様に成るのは、国常立尊の御用であるぞよ。

同第三〇五頁大正六年新六月六日附(瑞の御魂)の筆先中、素盞嗚尊が斯の世を乱したのであるから其因縁に曲りて斯の世へ来てから人の知らん辛い苦労を致して、三千世界を治めて天の大神様へ御渡し申さねば赦して貰えん御魂であるぞよ。

同第三〇六頁同前の筆先中、針の蓆に座らせられ蜂の室蝮の室に投り込まれ、手足の爪まで抜き取られ咽喉から血を吐きもつて敵対う身魂を親切に待遇して改心をさす辛い御役であるぞよ。一人も誠の事を見透すものが無いぞよ。其中から今度の大望を成就さして天照大神様へ御渡し申さな成らんのであるぞよ。八ツ頭八ツ尾の大蛇の身魂を根本の腹の底から改心さして天下泰平に世を治める、世界に外に代りの無き御用であるぞよ。

瑞霊神諭集(同証第二、八三三号)第四二頁大正八年一月一日附の筆先中、旧の正月元旦には六合拝を致すのであるぞよ。六合拝と申すのは天と地との祖神を始め東西南北の神々を拝礼し上御一人に御礼を申上げる神事であるぞよ。

同第一四〇頁大正八年二月十八日附の筆先中、神国の神民は上御一人の現人神を真の親とし主となし師と致して上下心を一に固めて、天地の経綸を行ふ可き天職の有る事を悟り、一日も早く今迄の誤まりた精神を立直して、二度目の天の岩戸を開いて……。

同第一五六頁大正八年二月二十日附の筆先中、日本の神国を破りて魔の国に致す仕組を致して居るから、日本の人民は日本魂を研き上げて一天万乗の大君を守り、大神を敬まい誠を貫かねば今の人民の如うに民主主義に精神を奪られて居るような事では、今度は八岐の大蛇に自由自在に潰されて了ふから、日本神国の人民は一日も早く改心を致して下されとクドウ神が申すので在るぞよ。

同第一六二頁日附不詳の筆先中、今の世界の人民に何程良く言はれて賞められても、誠の教が腹へ這らず誠の行為が出来て居らなんだら、神界から赦さんから心得た上にも心得て日本神国の人民相当の行為を致して日本の国を擁護、神と皇上とに安心をして戴く誠の行状を為せる世界の大本であるぞよ……日本の人民は一日も早く神の洪恩を弁へ、皇室の尊厳と国家の大使命と国民の天職を覚て誠の日本魂に立帰り一番に此神国を修斎し次に国民一致の神力で外国を平らげて安らけく治めて与らねば成らぬのが、日本人民の神から与へられた大使命であるなれど今の日本人民は肝心の国体の精神を忘れて、外国の精神に誑されて了ふて居るから、日本の国では絶対に天地が潰れても用ゐられん民主主義を唱へる鼻高が出来て来て、何も知らぬ日本の人民、が学者の申す事を信じて……、

同第一九一頁大正八年三月十日附筆先中、大本の信者の中には世の立替と申す事を大変な誤解を致して居る者が在るが世の立替は神界、幽界、現界の邪悪分子を全部改革致すと云ふ意味であるぞよ。世の立直と申すのは昔の神代に皇祖の神々が御定めなされた通りの完全無欠の神政を開いて、三千世界を天津日嗣の御威徳で言向和はし天の下四方の国を平けく安けく知食し給ふ、御神業の完成致す事であるぞよ。余り大きな間違でアフンと致す事が来るから充分に神の慈愛心になりて筆先を眼を通して下されよと、永らくの間気が付けてあるのに自己の心が汚いから色々と疑ふたり、取違い致したり中には途方もない事を申して世界の人民を驚かす事になるから神の深き慈愛心に照り合して我身魂の善悪を省るが良いぞよ。

神霊界大正七年二月号第三七頁、皇道大本の真相の記事中、神界の主宰の大神は天照皇大神でありまして……天照大御神の御霊統は我皇室に備はり、我皇上は世界主宰の大君なる天職の御霊徳を御具へになつて居ります……、天照皇大神様から大地経綸の全大責任を附託されたる国常立尊が其予定計画の一端を洩らさるるのが神諭なのであります……、

同大正八年五月一日号第四頁、同年四月十三日附王仁三郎の筆先中、地の神界は国常立尊、豊雲野尊が左右の御脇立となりて地の上に高天原を建て、三千世界を守護遊ばして天津日嗣の御尾前を幸へ助け、心安の元の神世に捻ぢ直し給ふぞ尊とき……、

同大正九年三月十一日号十一頁、いろは神諭中天照皇大神宮様まで自由に致して居りて日本の神力も無き所迄に世を混乱したが、此先は艮金神、坤金神が守護致して大神様の御神力を現はし現人神様の御威勢を揚げて三千世界を照し助ける大本であるから……、

同大正十年二月号第六〇頁回顧録中、変性女子は三十年間の神業に奉仕して以て五六七神政の成就を待ち世界を道義的統一し以て神皇の徳沢に浴せしむるの神業であると聞く……、

梅の花筆記の分(同証第五八二号)第十六枚目、現代の矛盾不合理極まる暗黒社会の制度を根本改革して神政復古し、以て皇祖の御遺訓に則とれる国家大家族制度を施行するは即ち、三千世界一度に開く梅の花の神勅に基ける皇道の真理なり……既に已に畏れ多くも皇祖天照大神は皇孫に其の経営の方針を授け給ひける也。天孫降臨の際授け給へる五伴男神之れ也。この五伴緒命の天職は国家家族制度の経綸機関なり。

道の栞(同証第四、〇九三号筆記に係るもの)四七、皇典の高き深き神の御言葉の訳柄を学理と実地とによりて説き明さしめ、日本の皇室の為に天子様の尊き御力や御威勢を広き世界に弘め宣べ伝へる為、天より瑞の霊を撰り抜いて瑞月を神の僕として下し給ふたのである。

王仁文庫第三篶瑞能神歌五頁、いよいよ初段と相成れば西伯利亜線を花道と定めて攻め来る曲津神力の限り手を尽し、工夫を凝らし神国を併呑せんと寄せ来り、天の島船天を蔽ひ、東の空に舞ひ狂ひ、茲に二段目幕が開く、三段いよいよ開く時三千余年の昔より、国の御祖の選まれし、身魂集る大本の、神に仕へし神人が、御祖の神の給ひだる、日本心を振り起し、厳の雄叫び踏み猛び、厳の身霊を元帥に、瑞の身魂を指揮官に、直日の御魂を楯と為し、何の猶予も荒魂、爆裂弾の勇ぎ能く、神の軍の奇魂、奇しき勲功は言霊の、天照る国の幸魂、言平和す和魂、魂の助けの著るく、轟く御世を松の世の、四十有八の生御魂、言霊閣に鎮りて、四方の国々天の下、治めて茲に千早振る、神代乍らの祭政一致、開き初めて日の本の、現津御神に奉る、常盤の御代ぞ楽しけれ。

之等文献の示す所に依れば地上現界の立替立直完成後之を統治せらるるは立替立直を担当せる国常立尊に非らず、豊雲野尊、素盞嗚尊にも非らずして天照皇大神なり、地上現界を統一して地上に理想天国を建設すべき大理想を託され地上に降臨せられたる大神の御代身皇孫瓊々杵尊及及其の御系統に坐します現御皇統にして立替立直の諸神は、其の神業成就後は之を天皇に奉還するものなること明なり、従て斯る思想の是非は格別として王仁三郎が国常立尊並素盞嗚尊の霊代として現在の紛乱したる、日本及世界を立替立直して至仁至愛の世界を実現し其の唯一の統治者と為るものなりと為す、公訴事実は之を肯認し得ざるなり、尚地上神界の立替立直後の主宰神が国常立尊なることは、天照皇大神の特別なる命令なき限り国常立尊の隠退事情より来る当然の結論にして、之に就きては疑問の余地なき所なるも神界に於ける立替立直の担当神と其の後の主宰神との関係を移写の理論を以て現界に移し、現界立直後の統治神は国常立尊又は素盞嗚尊なりと為す、所論も亦前示理由に依り採用し得ざる所なり、
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