文献名1宣伝使の心得
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3敵は常に内部によみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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本文
昭和二年四月六日
宣伝使の中には、同じ大本内の他の宣伝使のことをあまり良く言わない、否悪罵の矢を向ける人がある。他の宣伝使の行った後へ自分が行って、なんとか彼とか攻撃をやる連中は、うちうちから大本を破るものである。要心堅固な栗でも柘榴でも中からはじけるのです。みな敵は外に居らぬ、家の中に押入れの中に敵は居るのです。人間をわざわいに導き殺し、人間を苦しめるのは、みな人間の心の中に居る曲津神です。外から来る災は防ぐことが出来るが内部の敵は防げない。大本の中でもそういう宣伝使がありましたら、めいめいに気をつけ合って貰わなければならぬ。宣伝使で無うでも信者同志でも、そういうことを言ってはならない。