文献名1伊都能売神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正8年7月12日よみ(新仮名遣い)
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データ凡例
データ最終更新日2020-01-13 21:40:36
年月日1919(大正8)年7月12日(旧6月15日)
神霊界掲載号大正8年10月1日号(第95号) 13頁
神霊界八幡書店復刻版第5巻 423頁
八幡書店版伊都能売神諭174頁
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本文
大正八年七月十二日
一の経綸は天王平の一の瀬の奧津城、変性男子と変性女子の御魂とが一つに成りて、弥々伊都能売魂の御用に変りて来たから、横の御用の仕終いで、和光同塵の役も是から要らぬぞよ。善一と筋の月日の光り、二代三代の後見を致さして、竪と横との神界の機を織り上げて了ふたから、是からの筆先に現はれた事は、速かに実現いたすから、皆の役員信者は今迄とは一層注意して、筆先を調べて居らぬと、世界に後れるぞよ。変性男子と女子の御魂は、天王平の一の守護となりたから、是からは月日揃ふて二の経綸の御用に成りて、伊都能売の御魂と現はるから、此の大本は水晶の御用に成りて来たぞよ。身魂の選り別けが始りたから、是から先きの大本は、役員も御用が楽に勤まるなれど、引掛戻しは世が治るまで在るから、少しも油断の成らぬ、三千世界の大本であるぞよ。春からの神諭を一々眼を留めて読んで見ると、何も周章る事は一つも無いぞよ。大本の解りた役員は、益々胴が据はりて来るなれど、入信してから未だ間の無い信者は、狼狽ゑて、一旦は悪神の捕虜に成るなれど、暫く経つと大本の経綸を了解いたして、心が落ち付き、押しても突いても微駆とも致さぬ、金剛力が備はる様になりて、神政成就の結構な御用を致す如うに、神から色々と為て見せて、身魂を研かして在るから、何程敵に成りて来ても、敵を悪みてはならぬ。皆神界の仕組で身魂相応の御用が為して在るので在るぞよ。誰も皆一生懸命に成りて我が仕組で為て居る様に思ふて居れ共、皆神界から使はれて居るのであるから、誠に御苦労な御役であるぞよ。いよいよ神界の経綸の九分九厘になりて来たから、伊都能売御魂の御用に成て来たぞよ。皆勇んで御用が出来るやうに成りて来たぞよ。四十八文字の生魂が揃ふたなれど、今の今迄名は現はさぬから、帳に折角付いた身魂は一人も帳外れに成らぬ如うに心得て下され。守護神にまで気を注て置くぞよ。言霊の幸ひ助く黄金閣が出来上りたら、弥々神界の経綸の完成であるから、現界の大本の御用も思ふたよりは速く成就いたすぞよ。神が筆先に出した事は、毛筋も間違いは致さぬぞよ。本宮山の御宮が建ち了りたら、九鬼大隅守の深い因縁が判りて来て、艮の金神の経綸が判りて来るから、そう成りたら、夜が明て日の出の守護と相成りて、五六七の神代が天晴れ成就いたすぞよ。法身の弥勒は既に天に昇りて、若姫君の守護致すなり、応身の弥勒は地に降りて泥に交はり、所在艱難苦労を甞め、世界の為に千座の置戸を負ひつつ、千挫不倒百折不撓の金剛力を発揮しつつ、地の一方に現はれて、神界経綸の大謨を遂行しつつあれども、世俗の之を知るものは無く、常暗の夜の今の有様、今に夜が明けると、吃驚いたして、アンナものがコンナものに成つたのかと申して、世界の人民が舌を捲く如うに成る仕組であるぞよ。応身の弥勒の子には、報身の弥勒が出現して、水晶世界を建設し、宇宙万有一切安息致す時は、それが弥勒三会の暁であるぞよ。世の中の総ての事を、神直日大直日に見直し聞直し詔り直す、大本直日の大神の光り輝く神の御代となるぞよ。