文献名1三鏡
文献名2水鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3毒と薬よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
	タグ
	データ凡例
	データ最終更新日2023-09-14 22:51:48
	神の国掲載号1926(大正15)年08月号
	八幡書店版318頁
	愛善世界社版39頁
	著作集
	第五版45頁
	第三版45頁
	全集349頁
	初版31頁
OBC kg023
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本文
 毒にならぬものは薬にもならぬ。毒も旨く使へば大した働きをするものである。毒にならぬものは、唯自分丈の事が出来る位のものだ。「聖師様の傍には悪魔ばかりがついて居る」と罵るものがあるさうだが、よし悪魔であつても差支ないでは無いか、毒になるものは薬になる、彼の所謂善人なるものは、唯自分自身を救ふ事が出来れば関の山だが、悪魔が一朝大悟徹底改心すれば、多くの人を救ふ働きをするものである。鬼も大蛇も救はにやならぬこの神業に、尻の穴の小さい、毛嫌ひばかりして居て、他人を悪魔扱ひにする人達が、信仰団体の中にも沢山あるのは歎かはしい事である。又悪魔を料理し得る人才が、如何にも些ない事も、歎かはしい事の一つである。お人の好いばかりが能でもない、私は本当に骨が折れる。誰か私に代つて鬼も大蛇も料理すると云ふ偉才が早く現はれないものかなあ。此わに口は、鬼や大蛇はまだ愚か、どんな骨の堅い、腕節の強い獣物でも、噛みこなすだけの強い歯を持つて居る積りだ。御心配御無用。