文献名1三鏡
文献名2水鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3老人と若人よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1927(昭和2)年05月号
八幡書店版158頁
愛善世界社版197頁
著作集
第五版85頁
第三版85頁
全集374頁
初版72頁
OBC kg070
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本文
小林佐平と云ふ侠客が大阪にあつて八十歳で逝つたが、死ぬ迄大層達者であつた。団熊なぞと一緒に大阪では有名な侠客であつて、どんな喧嘩でも彼が顔を出せば、直ぐ治まつたものである。その小林が年老いて壮者をしのぐ元気があつたのは、彼は常に若い子供を傍に寝かしておいたからである。若い子供と一所に寝ると云ふ事は若返りの一方法であつて、それによつて老人に溌溂たる元気が出て来るのである。それは若い人の生気を取るからであつて、又若い人の方面から云ふと、有り余つてどんどん出て来る生気、即ち人体電気を老人に取つて貰ふ事によつて、非常に快感を覚えるのである。老人が孫を可愛がつて抱いてねるのも一つはかういふ理由から来るのである。お互に気持がよいのだから、祖父母と孫とはどこでも皆仲がよいものである。