文献名1三鏡
文献名2水鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3天は人に二物を与へずよみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1927(昭和2)年05月号
八幡書店版158頁
愛善世界社版101頁
著作集
第五版87頁
第三版87頁
全集376頁
初版74頁
OBC kg072
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本文
美人に生れ度いとは総ての人の願ひであろうが、天は人に二物を与へず、美人には余り賢い人が無いものである。美人薄命と云ふ諺があるが、それは美人に、其美に相応する智慧が無いから起る悲劇であつて、もしそれがあつたら決して薄命に終るやうな事は無いのである。智慧が足らぬから自分の容色を鼻にかけ、若い時はツンとすまして居て後半生の計画をせないからいけない。智慧があつて美人であつたら鬼に金棒、滅多に不幸に終るやうな事は無いのである。私も若い時他人から綺麗な綺麗なと云はれたから、美人薄命の覆轍を踏まないやうにせねばならないと考へて注意して来た。きめの荒い人も亦余り利口でない、きめが細かい人ほど賢いものである。