文献名1三鏡
文献名2月鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3大乗教と小乗教よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1930(昭和5)年06月号
八幡書店版272頁
愛善世界社版
著作集
第五版132頁
第三版132頁
全集538頁
初版108頁
OBC kg344
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本文
大聖を乗せて彼岸に渡す法を大乗教と云ひ、小人を乗せて彼岸に渡す法を小乗教と云ふのである。
信仰は宗教の主体である。信仰が無ければ宗教は無い。宗教の大乗は恋愛である、恋愛の終局点は○○である。小乗教は恋愛を否定し、且つ厳戒する。
人は天地の妙体であり、又天国地獄の開設者である。心に天国なきものは、死後亦天国なし。
心に地獄なきものは、死後亦地獄なし。
人は自ら神を造り、鬼を造る。感謝の念は天国の鍵である。
我常に神仏を恐れず、小人を恐る。
男性は女性の魂に生き、女性は男性の魂に生きる。
聖者も亦木石にあらず、性に生き、性に死する。
念とは二人の心である。二人の心和合して天地生ずる、天地の体は夫婦である。
大悟徹底すれば、宇宙間一物として心身に障るものは無い。
威張り得る時に威張るは小人である。真の力量あるものは、努めて其力を隠さんとし、少しく力あるものは其力を世に顕はさんと努むるものである。
書画も神に入るまで上達すれば、かきたく無い、半熟の間は多くかいて世に示したく思ふものである。
脅喝的教理を以て、法城を保たんとする宗教は、是真の邪宗である。人を心底より笑はしむるは真の神教である。
現代の既成宗教は凡て脅喝的であり、打算的である。神仏の心は大空の如く大海の如し。愛善の心は神である、仏陀である。
山林に隠棲し、湯水を断ち、或は断食を行ふものは小乗教の行者である。難行苦行を強ゆるものは邪神教である。
如何なる事にも驚かないのは、大人である。自由の天地に苦しむものは、小人である。大人は小事に慎み、小人は大事を聞いて恐れる。