文献名1三鏡
文献名2月鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3命令を肯く木石よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1929(昭和4)年08月号
八幡書店版188頁
愛善世界社版
著作集
第五版188頁
第三版188頁
全集572頁
初版157頁
OBC kg378
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本文
石でも木でも、私が命じたままに神様の御用をつとめて、夫々の活動を開始してゐる。平安石や大安石、小安石、御手代の有様を見てもそれが分るであらう、况んや万物の霊長たる人間に於ておやだ。人間が云ふ事を聞かなければ、お咎めを蒙るのはあたりまへである。私は神様の思召をそのまま伝へて居るのだから、私の云ふ事を聞いたらよいのだ。一寸考へたりしてももう駄目である。命じられたまま其通りすればそれだけの効がある。○○○に盗難事件が起つた時にも、私は神様から聞いて居るので、あの男は使つてはいけないと云うたが、でもあれは勤勉な忠実な男ですからどうか置いてやつて下さいといふ。仕方がないから、黙つて居た。此上矢釜敷く云うと、襟度が狭いとか何とか思ふのだから何も一遍実地経験したがよからうと思つて放つておいた。果してあの始末で大なる損害を受けたでは無いか。私は交際した事も無いので、どんな男か知らんのだけれど、神様がさう云はれるのだから、その通りして欲しかつた。かういふ風で神様の思召通りがなかなか行はれぬので、廻り道ばかりして御神業が遅れる事も度々ある。人間はどんなに知識があつても、経験に富んで居ても、案外目先が利かぬでなあ、神様の仰せの通りするのが第一番である。