文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3猛獣と愛よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1933(昭和8)年08月号
八幡書店版153頁
愛善世界社版220頁
著作集19頁
第五版57頁
第三版57頁
全集
初版37頁
OBC kg501
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数354
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい
霊界物語ネット
本文
世に猛獣使ひといふものがある。猛獣を猫の如くあしらふには、それを馴らすに種々の手段、方法が行はれる。だけれど、もし茲に些の恐怖を感ずる事なく絶対愛を注ぎ得る人がありとすれば、其人は何等の手段方法を用ひずして、容易に猛獣をも手馴づけ得るであらう。仁愛は世に一番強いものである。故に愛をもつて対すれば、如何なるものも従つて来るものである。猛獣等と愛の交流を行ふには目によつてするのである。万有愛の心を目に物云はせてぢつと見つめて居れば、猛り立つた猛獣もやがてだんだん柔しい目になり、つづいて其態度も全く柔順になり人間の思ふ儘になるものである。然し多くの人は恐怖と嫌悪との為め心が縮かんで仕舞つて、其余裕が無いから駄目である。獣は正直であるから、こちらが愛に充たされて居りさへすれば、きつと受け入れるものである。