文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3勇往邁進よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1933(昭和8)年07月号
八幡書店版226頁
愛善世界社版179頁
著作集
第五版58頁
第三版58頁
全集
初版38頁
OBC kg502
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本文
勇往邁進、やりかけたら決して後へ引かぬと云ふのが王仁のモツトーである。道を行くにしても、一旦取つた道はかへぬ、後がへりをして他の方の道を取つたが遙かに近道であるにしても、矢張り王仁は一旦取つた道を行くのである。だから役員にしても任命した以上、王仁の方から取りかへた事はただの一度もない。それでなくては安んじて仕事をして行くことが出来ない。常に腰掛け的気分で仕事をするから成績があがらぬ。どこにも人事の異動が近頃はげしいやうであるが、王仁の思ひとは裏はらである。併しながら今の人間は恩に馴れてよい気になる人が多いのだから、又止むを得ないかも知れない。
日本国は万世一系の天皇陛下を戴く尊い国柄であるが、日本臣民も亦同じく万世一系で、いや次ぎ次ぎに栄えゆきて、子、孫、曾孫とつづくのが目出度いのである。外国は禅譲、放伐、自由、協和、共産等の政体、日本は万世一系の大家族主義の国体である。
何か過失があると、すぐ逐出して仕舞うて新しい人にかへると云ふ思想、やり方は面白くない。之は外来思想である。やり方が悪くばよく言ひ聞かせて、改めさすやうにするのが家族主義のやり方である。