文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3無我の境よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1932(昭和7)年01月号
八幡書店版196頁
愛善世界社版144頁
著作集250頁
第五版66頁
第三版66頁
全集
初版45頁
OBC kg510
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数281
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい
霊界物語ネット
本文
真の無我の境といふのは人間としてあるものではない。無我の様な感じを起すことはある。それは或る事業に没頭して、それに一生懸命になつて居れば、他の仕事に対しては無我の境に入ることになる。併し夢中になつて居る其仕事に対しては、決して無我ではない。精神統一といふが、これ又言ふべくして出来得べきことではない。祝詞を奏上しながらも種々なことを思ひ浮ぶるのが本当である。鎮魂といふのは「離遊の運魂を招いて身体の中府に鎮める」ことであるから、種々の雑念が集まり来るが当然である。その雑念は罪障に対する回想や希望となつて現はれて来るもので、それを想ふのは、別に悪い事ではない。