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文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3死獅子と生鼠よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
神の国掲載号1933(昭和8)年11月号 八幡書店版198頁 愛善世界社版126頁 著作集 第五版122頁 第三版122頁 全集 初版96頁
OBC kg573
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本文の文字数471
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本文  死んだ獅子よりも生きた鼠の方がどの位働きがあるか分らぬ。百獣の王と雖も死んでは何の力をも持ち得ない。小さい鼠でも生きて居るものは、どんな働きをするか分らぬ。世人はこの道理を考へないから駄目である。此世に於ては生きた人間位尊いものは無い。神様は生きた人間を以て其経綸を実行しようとして居られるので、死んだ人を使はうとはして居られない。我大本に於ても開祖様は偉いお方に相違ないが、今は生きて居る王仁の方が働きがあるのである。王仁が帰幽すれば、後を継ぐ日出麿の方が王仁よりも働きがある道理である。
 総て生きて居るものでなくては働きが出来ないでは無いか。それだのに開祖様が生前から仰有つてゐらつしやつたから、さうせなくてはならぬと云うて、王仁の云ふ事を用ひぬ頑迷固陋の役員があつた為めに、どの位神業の妨害となつて居るか分らない。世は時々刻々に進展して行く。それに適応して進んで行くのでなかつたら、進歩も向上も発展も無い事になる。故に神様は其時代をリードすべく、適当なる人をこの世に降して、其経綸を遂行したまふのである。此の道理をよく悟らねばならぬ。
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