文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3月は母体よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1931(昭和6)年06月号
八幡書店版62頁
愛善世界社版9頁
著作集
第五版163頁
第三版164頁
全集
初版134頁
OBC kg608
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本文
今の学者達は何も知つて居ないが、其中でも天文学者が一番物を知らぬ。あの月の面に見ゆる凹凸面について、学者は噴火口の跡だなどと種々の説を主張して居るが何も分つて居ない。あの黒く見えて居るのは星を生み出した穴の跡である。星も人間と同じく生れた時は小さくつても、だんだんと成長するのである。月より大きな星があつても何も不思議は無い。親よりも大きな子が幾何でもあるぢやないか、それと同じ道理である。
星のうちではオリオンの三つ星が一番に生れたので、これは月の総領である。星の母が月であつて、父が太陽である。水火を合せて、つぎつぎに星を生んでいつたので、それで星即ち火水と呼ばるるのである。
太陽系に属する星は皆月から生れたのである。故にお月様を母神と云ひ、又ミロク様とも云ふのである。
月は西から出て東に廻り、右から左へと廻る。太陽は左より右に廻るのである。廻ると云うても、太陽と地球は傾斜運動をするだけで、お月様だけが運行して居るのである。月のみに軌道がある訳である。月は三十日で地球を一周し、太陽は一日で一周する。一周と雖も、傾斜運動の程度によつて一周する如く見ゆるのである。