文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3二本の門松よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1932(昭和7)年01月号
八幡書店版359頁
愛善世界社版216頁
著作集
第五版332頁
第三版334頁
全集
初版285頁
OBC kg791
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数258
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい
霊界物語ネット
本文
昔雪深き信濃国の或町で、日暮に妙な行者が或一軒の家を訪れて一夜の宿を乞うた。其の家では快く泊め、翌日出立の時に雪道の薬にもと云うて煎り豆を与へた。行者は大に喜び、素性を明かして、「わしは六面八臂の厄神で、本当の姿を現はせば吃驚なさるから、こんな人間の姿をしてゐますが、九万九億の眷属を有つて居る。其方は親切な方故、何事も心に叶ふやう守護さしてやらう。だからお前の家であると云ふ事がわかるやうに、その證拠に門松を二本立てなさい」といつて旅立つた。
其の後誰も彼もその厄神の守護を受ける様にと真似だしたと云ふ話がある。