文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3流行性感冒よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグスペイン風邪、インフルエンザ
データ凡例
データ最終更新日2021-07-18 18:01:14
神の国掲載号1934(昭和9)年03月号
八幡書店版473頁
愛善世界社版303頁
著作集
第五版367頁
第三版368頁
全集
初版316頁
OBC kg840
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本文
本年(昭和九年)も大分流行性感冒がはやるやうであるが、戦争と流行性感冒とはつきものである。あれは霊の仕業である。近年満洲事変、上海事件等で多くの戦死者を出したが、それに対して、禊の行事が行はれてゐない。禊の行事の大切なる事は霊界物語に詳しく示して置いたが、昔は此行事が厳格に行はれたから、戦争などで沢山の死者があつても地上は時々に清められて、流行性感冒の如き惨害から免がるる事を得たのであるが、今の人達は霊界の事が一切分らず、禊の行事などのある事をすら知らぬ人達のみなるが故に、邪気充満して地上は曇りに曇り、濁りに濁り、爛れに爛れて、目を開けて見て居られぬ惨状を呈して居るのである。気の毒にもかうした事情を知らぬ世間の人々は、医師や薬にのみ重きを置いて焦心焦慮して居るのであるが、霊より来る病気を体的にのみ解せむとするは愚である。
禊の行事の偉大なる効果を知る人は凶事あるごとに常に之を行ふべきである。さすれば一家は常に朗かで滅多に病気などには罹らぬものである。