文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正6年旧2月9日よみ(新仮名遣い)
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データ凡例
データ最終更新日2017-08-13 12:31:02
年月日1917(大正6)年3月2日(旧2月9日)
神霊界掲載号大正6年4月1日号(第46号) 4頁
神霊界八幡書店復刻版第1巻 132頁
七巻本第1巻 39頁
五巻本未調査
三五神諭第25章(霊界物語第60巻「三五神諭」の章)
東洋文庫天の巻60頁
東洋文庫火の巻なし
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成なし
OBC os005
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本文
出口なを 八十二歳
仁愛生成神が、天の初発の御先祖さまであるぞよ。大国常立尊は、地の先祖であるぞよ。『天は父であるぞよ、霊であるぞよ、火であるぞよ。地は水であるぞよ、母であるぞよ、体であるぞよ。』
元の純粋の、一厘の水晶の、大神様の、今度二度目の世の立替の、御手伝を為さる、大望な御用の神様であるぞよ。元のきっすいの御霊は、数は少ないぞよ。数は何程沢山ありても、訳の判らん、間に合はん守護神は、却て邪魔になる斗りであるから、夫れで此大本は、鷹も雀も一所には寄せんと申すのであるぞよ。この世に、誠ほど強いものは無いぞよ。腹の中に誠のある性来の御魂でありたなら、女でも人の能う為ん事が出来るぞよ。それで、誠の心に成りて呉れと、毎度筆先に書いて、続いて知らせるなれど、誠といふ事は、今の世に少ないぞよ。誠の道へ乗換へて、是までの極悪の道を、善一つの誠の道で、二度目の世の立替をいたしたら、善一つに固めて了ふて、末代続かせる仕組であるから、大きな思ひの違ふ、守護神が多数あるから、夫れで、是程六ケ敷ので、手間が入るのであるぞよ。
日本の国には、世の根本の大昔から、天地の先祖の神が、仕組が致してあるので、二度目の世の立替は、末代に一度より為られんのであるから、何に付けても大望な事であるぞよ。肝心の事は、あとへ廻して、何も知らぬ厭な方の血筋や、下劣の守護神が、大事の仕組も知らずに、我好しの経綸で、ここまでトントン拍子に出て来たなれど、九分九厘といふ所で、往生致さなならん世になりたぞよ。
九分九厘の御魂が、天地の御恩といふ事が判りて来たなれば、現世は、斯んな惨い事に成りは為んなれど、盲目や聾と同じ事で、全然暗黒界であるぞよ。今の守護神と人民とは、立替の手伝致すどころか、大きな邪魔を致すぞよ。悪の方から見れば、誠の方が悪に見えて、悪の方が善く見えるので、何事も皆逆様ばかりより出来んのであるぞよ。
悪の守護神が、大本の中へ這入りて来て、何彼の邪魔を致すから、気ゆるしは少とも出来んから、物事が遅くなりて、世界中の苦しみが、永うなると申す事が、毎度筆先に出して知らしてあるぞよ。大本には、世界の事が写るから、大本の中の様子を見て居りたら、世界の事の見当が、明白に判りて来るぞよ。筆先に一度出した事は、チト速し遅しは在るなれど、毛筋も違はん事斗りであるから、みな出て来るぞよ。日本の霊の元の、国の○と申しても、惨い事に成りておるのを、知りて居る守護神も、人民も、誠に、なさけ無いほど尠ないから、今の世界の困難であるぞよ。日本の臣民が日本は大和魂と申して居るなれど、日本魂の性来はチットも無い様に惨い事になりて居るぞよ。
昔から待ちかねた、松の世と成りて、皆が揃ふて、嬉し嬉しの、末代しほれぬ、生き花が咲くので在るから、モウ近う成りて居るなれど、日本の国の人民に、チットも判らんので、肝心の立替が遅くなるので、世界中の難渋が永いぞよ。誠の活神は、郭公姿を隠して、血を吐きもって、蔭の守護でありたから、早く表になりて、何彼のことを、天晴現はれて、善と悪とのやりかたを改めるぞよ。
善のやりかたは時鳥、喉から血を吐きもってでも口をつむへて、堪りつめて往かねば、何事も物事出来が致さん、辛いやりかたで在るぞよ。九分九厘の方が、悪の系統であるから、力一ぱい、ねらひ詰て居るから、大事の仕組は早ふは申されんぞよ。
悪の頭には能く解りて居りても、頭にしても、茲までにトントン拍子に来た仕組であるから、此儘で悪の仕組でやりたいのが、胸に放れんぞよ。ここまでにより出来ん、悪の世の年の明きであるから、何程焦慮ても、悪ではモウ、一寸も先へも行けず、後へも戻れず、悪の世の終りが参りたのであるぞよ。これ迄の暗がりの世には、悪の仕組は我れの思はく通りに、トントン拍子に行たなれど、悪の齢は短いから、度々筆先で知らしてあるぞよ。何事も筆先通りに皆出て来るから、素直に致さんと、是から先は大間違が出来て来て、大きな息も出来ん様になるぞよと申して、気を付けたぞよ。余り何時までも解らんので、同じ事を書して、くどう知らしたのも、取戻しが出来ん事が在るから、ここまでに細々と、噛んで含める様に、能く解る様にして在れども、どうしても分らんのは、守護神の思が、違ふて居るのであるぞよ。
我が上じゃエライと思ふて、腹の中で大間違を致して居るから、日本の根本の元の、末代其ままで居る、生神の、天地の先祖の仕組は、一寸には分らん仕組がしてあるから、智恵や学で何れだけに考へても解りは為んぞよ。奥の深い仕組が為てあるぞよ。モウ是からは、外国のカラの御魂では、物事成就致さんぞよ、浅い仕組の各自好しのやりかたでは、モウだめであるぞよ。大望な二度目の世の立替が出来るなら、日本の世の元から仕組てある様に、大本へ参りて来てして見よれ。そんな浅い悪の御魂では、末代かかりても出来ん、深い経綸であるぞよ。今迄は、世の元の生神は、何事も見て見ん振をして、時節を待ちて居りたなれど、世が一日ましに迫りて来たから、蔭の守護ではモウ可んから、元の神は日の出の守護と成るから、是までの様な不規律な事は、為も為せも致さんぞよ。この大本の中が厳しくなるぞよ。此の大本は、世界の鏡に成るとこで在るから、此の中を改正から、世界も何彼の事が変りて来るぞよ。永い間のしぐみの解る世に成りて来て、大間違の守護神に使はれて居る肉体は、悔しい事が在りても、何処も恨める所は無いぞよ。此の世が出て来るまでに、改心を致して、霊魂を磨いて居る様に、悪う言はれても、茲い成りてからは、取返しは出来んから、腹の中の塵挨を出して了ふて、御魂を研けと、今に成る迄知らして居るなれど、同じ様な事ばかりを、何時迄も、物好きで書いて居る位により、取れよまいが、嘘の事なら、是だけに苦労いたして、悪う言はれても、取戻しの出来ん事であるから、神は何時までも気を付けたが、モウ気の付け様が無いぞよ。日本の国の肝心の守護神が、悪に覆りて居る故に、下たの人民が、外国よりも優りた行り方であるなれど、チットも聞かんのが当然であるぞよ。一番上の人が、外国の御魂に成り切りて居る故に、今のハイカラになるのは当然であるぞよ。日本の大和魂を、外国へ外国へ曳き抜かれて了うて、国の害をいたす、カラ御魂と摺替られて、日本の国の頭の尻の毛まで、一本も無い様に為られて、今の体裁。醜悪晒されて、未だモ一つ日本の国を悪く致して、天地の先祖の御血統を抱き込みて、此の儘で混ぜ交ぜで、モ一つ上へ上りて、日本の人民を悪賢しこう子供を教育て、婦女までもヤンチャに致して置いて、向うの国の極悪神が、日本の王よりモ一つ上の王に成る仕組を未だ致すなれど、悪の世は九分九厘で輪止りとなるから、何事を企みても、一つも思わくは立たんぞよ。ここ迄好きすっぽう、行り放題に致して、世を乱しておいても、未だ不足なか、モウ是から先は何程極悪神が骨を折りたとて、我の世が済みてからは、何事も成就致さんのが、天の規則であるぞよ。日本の天地の王の生神を下たに見降して、モ一つ上へ上りて、王の王に成ろうとの浅い目的、死物狂いを致そうよりも、一日も早う往生を致すが結構であるぞよ。素直に改心を致せば、亦た仕様もあるなれど、何時までも敵対うて、天地の王よりも上へあがりて、王の王に成らうとの、初発からの目的を、天の至仁至愛真神と、地の先祖の大国常立尊が、根本の事からの悪い企みは、帳面に付止めてある同様に、此世の初りの天地を拵へた、世の本の末代その儘で居る生神であるから、此の世のエンマとも言はれたのであるぞよ。恐い斗りがエンマでは無いぞよ。此世の根本からの事は、何一つ知らんといふ事の無い神であるぞよ。外国の頭の御魂が、日本の国を略取べしで、永々の企みをいたして居るなれど、肝心の正中がぬけて居るから要の胴体が無いぞよ。頭と尾とでは何も出来いたさんぞよ。頭が八ツも在りたり、尾が八ツも在りては、日本の国では間に合わんぞよ。頭も一つ尾も一つで無いと誠の天地の御用は出来んぞよ。七王も八王も王があると国土が治まるといふ事が無いから、七王も八王もあるカラの国の王を○○○げて、世界一つに丸めて神国の世に致すには、此世の元を拵へた、日本の天と地との根本の誠の王で治める時節が参りて来たから、明治二十五年から今に続いて知らしてあるぞよ。世界の今度の大戦争は世界中の人民の改心の為であるぞよ。万古末代戦争はつまらん物であるといふ事を、世界中の人民に覚らせる為の戦であるぞよ。まだまだ是では改心が出来ずに、日本の国を取る考へを外国の悪神が致して居るぞよ。日本は神国神の誠の守護致してある国であるから、何程外国に人民が沢山在りたとて、智恵や学が在りたとて、神国には兎ても叶はん仕組が、世の元から致してあるから、九分九厘で手の掌を返して、万古末代潰れぬ日本の神の王で、三千世界を丸めて、人民を安心させ、松の世、仁愛神の世、神世といたして天地へ御目に掛る時節が近うなりたぞよ。日本の国に一輪咲いた梅の花、三千世界を一つに丸めて、一つの王で治めるぞよ。悪神のしぐみは、今迄はトントン拍子に来たなれど、九分九厘でモウ一足も先いへ行けず、後へも戻れず、往きも帰りも成らんといふのが今の事であるぞよ。茲へ成りた所で、向ふの国の頭が十分改心を致して、善へ立返りて善の働きをいたさんと、世界中の何も知らん人民が、此先きでエライ苦しみを致すぞよ。日本も外国と同じ様に成るぞよ。此大本の中にも、外国の悪の御魂の守護神が、化けて来て居るが、モウ化けを現はして、皆の役員に見せてやるぞよ。
国常立尊が出口の手を借りて、世界の事を知らすぞよ。二度目の世を立替を致すには、昔から未だ此世が出来てから無き事が、綾部の大本には出来るから、早く立寄りて、出口直に書かしてある筆先を能く見て、腹へ這入た人民でありたら、今度はとんだ結構が出来るぞよ。今度の事は筆先を見んと見当が取れんから、人民の利巧や学で解らん事で在るから、神の申す様に致すが宜いぞよ。世に出て御いでます守護神では、見当が何時になりても取られん仕組がして在るぞよ。早く改心なされよ。蹟になりたらこの仕組は、皆ビックリを致すぞよ。