文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正5年旧11月8日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
年月日1916(大正5)年12月2日(旧11月8日)
神霊界掲載号大正6年5月1日号(第47号) 2頁
神霊界八幡書店復刻版第1巻 174頁
七巻本第1巻 61頁
五巻本未調査
三五神諭第24章(霊界物語第60巻「三五神諭」の章)
東洋文庫天の巻56頁
東洋文庫火の巻なし
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成なし
OBC os007
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本文
あまり此世に大きな運否が在るから、何方の国にも口舌が絶えんのであるから、世界中を枡掛を引いて、世界の大本を創造た、天と地との先祖の誠の王で、万古末代善一つの神国の王で、世界を治めて、口舌の無い様に致すぞよ。天は至仁至愛真神の神の王なり、地の世界は根本の大国常立尊の守護で、日本の神国の万古末代動かぬ神の王で治めるぞよ。我好しの行り方では、此世は何時までも立たんぞよ。この世界は一つの神の王で治めん事には人民の王では治まりは致さんぞよ。日本の王は神の王であるぞよ。外国の王は人民の王であるから、世が段々と乱れる斗りで、人民は日に増しに難渋を致すものが殖える斗りで、誠の神からは目を明けて見て居れんから、天からは御三体の大神様なり、地は国常立尊の守護で、竜宮様の御加勢で、元の昔の神の経綸通りの、松の世に立替へ致して、世界中を助けるのであるから、中々骨が折れるぞよ。モウ時節が近よりたぞよ、用意をなされよ。脚下から鳥が立つぞよ。天地の先祖を人民の王より一段下に致して、神は此世に無い同様にして、東北へ押込めて、外国に上りて居る悪霊が、世界の大将に成りて、悪の血統と眷属の何にも知らぬ悪魔を使うて、末代世を立やうと思ふてエライ経綸をして居れど、世の本からの天地を創らえた、其儘で肉体の続いてある、煮ても焼いても引裂いてもビクともならん生神が、天からと地からと両鏡で、世界の事を帳面に付け止めてある同様に判りて居るから、モウ日本の国には動かぬ仕組が致してあるから、日本の人民よ一人なりと、一日も早く大本へ参りて、神の御用と国の御用を致して、世界中を神国に致す差添へになりて下されよ。今迄の世は王は十善、神は九善と申したが、神も十善王も十善の世に致して、上下揃ふて神国の世に世界中を平均すぞよ。
今の世界の人民は、現世に神は要んものに致して、神を下たに見降して、人民よりエライものは無き様に思ふて居るが、見て御座れよ、立替の真最中に成りて来ると、智慧でも学でも金銀を何程積みて居りても、今度は神にすがりて、誠の神力で無いと大峠が越せんぞよ。今度は神が此世に有るか無いかを、解けて見せて遣るから、悪に覆りて居る身魂でも善へ立返らな、此神の造りた陸地の上には、居れんやうになるから、改心を致して身魂を能く研いて居らんと、何彼の時節が迫りて来たから、万古末代取り戻しの成らん事が出来致すから、今に続いてクドウ気を付けるのであるぞよ。是丈けに気を付て居るのに聞かずして、我と我身が苦しみて、最後で改心を致してもモウ遅いぞよ。厭な苦しい根の国底の国へ落されるから、さう成りてから地団太踏みて、ヂリヂリ悶へても、そんなら赦してやると云ふ事は出来んから、十分に落度の無いやうに、神がいやに成りても、人民を助けたい一心であるから、何と云はれても今に気を付けるぞよ。
これからは、筆先通りが世界に現はれて来るから、心と口と行と三つ揃ふた誠でないと、今度神から持たす荷物は重いから、高天原から貰ふた荷が持てんやうな事では、余所から人が沢山出て来だすから、其時に恥かしう無いやうに、腹帯を確かり締て居らんと、肝腎の宝の山を取外す事が出来るぞよ。今度はこの大本に立寄る人民に、神からの重荷を持たすから、各自に身魂を十分に研いて置いて下されよ。ドンナ神徳でも渡して、世界の鏡に成る様に力を付けてやるぞよ。改心と申すのは、何事に由らず人間心を捨て了ふて、智慧や学を便りに致さず神の申す事を一つも疑がはずに、生れ児の様になりて、神の教を守る事であるぞよ。霊魂を研くと申すのは、天から授けて貰ふた、大元の霊魂の命令に従ふて、肉体の心を捨て了ふて、本心に立返りて、神の申す事を何一つ背かん様に致すのであるぞよ。学や智慧や仏を力に致す中は、誠の霊魂は研けて居らんぞよ。
この世の立替致すには、学でも、利巧でも、智慧でも、金銀でも、法律でも、行かんぞよ。兵隊斗りの力でも行かず、今の政治の行り方でば猶行かず、仏や外国の神の教でも猶行かず、今の学校の教でも行かず、根本の世の立替であるから、今の人民の思ふて居る事とは、天地の相違であるから、世界の人民が誠に致さぬから、神は骨が折れるのであるぞよ。日本の国に只の一輪咲いた梅の花の経綸で、万古末代世を続かすのであるから、人民には判らんのも最もの事であるぞよ。
九つ花が咲きかけたぞよ。九重の花が十重に成りて咲く時は、万古末代しほれぬ神国の誠の花であるぞよ。日本魂の実りの致す時節が来たぞよ。心の善きもの神の御役に立て、末代神に祭りて此世の守護神といたすぞよ。此世初りてから、前にも後にも末代に一度より無い、大望な世の立替、立直しであるから、一つなりとも神の御用を勤めたら、勤め徳であるぞよ。それも其人の心であるぞよ。神は無理に引張りはいたさんぞよ。是だけ蔓こりた悪の世を平らげて、善一つの神世に致すのであるから、此の変り目に辛い身魂が多人数あるから、改心改心と一点張りに申して、知らしたのであるぞよ。早い改心は結構なれど、遅い改心は苦しみが永い斗りで、何にも間に合はん事になるぞよ。艮金神で仕組致して、国常立尊と現はれて、善一つの道へ立替るので在るから、経綸どうりが世界から出て来だすと、物事が速くなるから、身魂を磨いて居らんと、結構な事が出て来ても、錦の旗の模様が、判らんやうな事では成らんぞよ。今迄苦労いたした事が、水の泡になりては約らんから、大本の辛い行を勇んでいたす人民でありたら、神が何程でも神力を授けるから、ドウゾ取違いをせぬやう慢心の出ぬ様に心得て居りて下されよ。世界の神、仏事、人民の為に、神が永らく苦労をいたして居るぞよ。