文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正5年旧11月8日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
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データ凡例
データ最終更新日----
年月日1916(大正5)年12月2日(旧11月8日)
神霊界掲載号大正6年5月1日号(第47号) 5頁
神霊界八幡書店復刻版第1巻 177頁
七巻本第1巻 74頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻122頁(天の巻p122と火の巻p153は同じ神諭)
東洋文庫火の巻153頁(天の巻p122と火の巻p153は同じ神諭)
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成58頁
OBC os009
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本文
大本の神の教えの通りの、誠の修行のでけてをる身魂は、安全に神界の御用が勤まるなれど、修行の出来て居らん身魂は辛くなるから、誠の神の道は、修行した丈けの事より出来は致さんぞよ。
世に落ちて居りた身魂は、何んな辛い修行も致して居るから、サア爰といふ処では、ビクともせずに、安心に御用が勤まるぞよ。
世に出て居りて、今迄結構に暮して来た上流の守護神よ、一時も早く改心なされよ。モウ世が迫りて来たから、横向く間も無いぞよ。
是からは、悪の霊の利かん時節が廻りてきたから、今迄のやうな強いもの勝ちの世の持ち方は、神が赦さんぞよ。
今迄は、加美は何んな忍耐も致して、此の世の来るを待ちて居りたぞよ。
日本は慾な人民の多い国、がいこくは学の世であるから何んな事でも致すぞよ。日本の人民は、神の国に生まれ乍ら神をおよそに思て、我よしの強慾斗りを考へて、金の事になりたら、一家親類は愚か、親兄弟とでも公事をいたす、惨たらしい身魂に化り切りて居るぞよ。是では神国の人民とは申されんぞよ。
日本は神の初発に修理へた国、元の祖国であるから、世界中を守護する役目であるぞよ。世界の難儀を助けてやらねば、神国の役目が済まんから、日本の国の人民を、一番先に神心に捻じ直して、がいこくじんまで一人も残らず神心に復てやらねば、日本の神と人民の役が済まんので、天の大神様へ日々艮の金神が御詫をいたして、世の立替えを延ばして貰ふて、其の間に一人でも多く日本魂に致したさに、神は昼夜の気苦労をいたして居るから、日本神国の人民なら、チトは神の心も推量いたして、身魂を磨いて、世界の御用に立ちて下されよ。
モウ世が迫りて来て、絶対絶命であるから、何ふする暇も無いぞよ。神は急けるぞよ。
日本の人民が、早く改心をいたして下さらんと、世界中の難渋が激しくなりて、何も彼も総損ないとなるぞよ。
日本の国に、神が経綸た世界の誠を、がいこくは何も知らずに、日本の国を我物にいたそうとして、エライ企みは奥が浅うて狭いから、茲まで九分九厘までは、面白い程トントン拍子に来たなれど、天の時節が参りて、悪神の世の年の明きとなりて、悪の輪止まりで、向ふの国には死に物狂いを致して居るなれど、何国からも仲裁に這入る事も出来ず、見殺しで、神なら助けねばならんなれど、余り我が強過ぎて何う仕様も無いぞよ。
此の方丑寅の金神も我が強うて、神々の手に合はいで押し籠められて、独神に成りて悔しかりたなれど、是丈けの修行で在ると思ふて、此の世にはモウ変化る事の無い所まで、何んな事にも変化て、茲へ成りたので在るから、モウ一種変化たいと思ふたなれど、モウ変化る事が無い様に成りたと、明治二十六年に申して置いたが、此の上は神に祭りて貰うより仕様は無いと、直に申してありたぞよ。