文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治37年旧2月11日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
年月日1904(明治37)年3月27日(旧2月11日)
神霊界掲載号大正6年8月1日号(第50号) 3頁
神霊界八幡書店復刻版第1巻 319頁
七巻本第1巻 227頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻72頁
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成29頁
OBC os040
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本文
天の規則は我子が被るし、申訳が無い故に仏に落ちなされての御守護でありたぞよ。是も吾が仕様と思て出来る事でないぞよ。何事も時節で出来てくるのであるから、時節には神も叶わなんだぞよ。撞の大神様のやうな御慮見の善い、花も実もある元の大神様が、ミロク菩薩となりて、世に落ちて御居で成されての御艱難御苦労、それに就ては艮の金神若比売岐美の命の、神世一代の苦労いたした事は、筆にも口にも言い尽されんぞよ。苦労無しの神では、此泥海の世界を固めるといふ事は出来んぞよ。泥は泥、水は水で澄して、何彼にを夫々に揃へて、世界に目鼻を附けて、此世を世話さす為に、人民の肉体を拵へてあるのは、天地の元の神の骨折であるぞよ。神ばかりでは斯世は行けず、人民ばかりでは猶行けず、持つ持れつの世であるぞよ。人民の肉体と申すものは、神の容器に拵らへてあるのじゃぞよ。世界を治める霊魂の容器と、我一人の守護いたす容器と分けてあるぞよ。それに世界を治める霊魂の肉体は、世に落として在るなり、又た一人を守る霊魂は全部曇りて了ふて、今の体裁であるぞよ。神は人民を世話をいたすなり、人民は神を敬まうやうに、神と人民との道は分けて在るなれど、今の人民は神は斯世に無きもの、要らんもののやうに思ふて、人民が神の世話を為るやうに慢神いたして、斯世は人民よりエライものは無いと申して、途中の鼻高や学で智慧の出来た人民が威張りて居るが、人民の力で斯世が何時までも立ちて行くなら、モ一度我を出して力一杯行りて見よれ、細引の褌で彼方へ放づれ此方へ放づれ、一つも物事成就いたしはせんぞよ。今の日本の人民には、肝心の日本魂が抜けて了ふて居るぞよ。日本魂と申すのは、請合ふた事の違はんやう、一つも嘘は申されず、行儀正しう天地の規則を守る霊魂を申すぞよ。今の人民の申して居る日本魂とはチット違ふぞよ。日本の国は日本魂でなくば、世が続かぬ国であるのに、露国の悪神の霊魂が日本へ渡りて来て、他の苦労で斯世を盗みて、好き寸法の世の持方いたして、日本魂の胤を無茶に致して、自己さえ宜けら宜いと申して、栄耀栄華の仕放題の世の持方に、日本の神の分霊を上へ伸上げて、巧い事に抱き込みて、此ままで続かさうと思ふて居る、露国の極悪神の企謀を、神は能く見抜いて居るから、此方には水も漏さん経綸を致して置いての、二度目の世の立替であるぞよ。