文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正3年旧9月19日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
年月日1914(大正3)年11月6日(旧9月19日)
神霊界掲載号大正6年9月1日号(第51号) 19頁
神霊界八幡書店復刻版第1巻 383頁
七巻本第2巻 136頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻108頁
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成42頁
OBC os058
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本文
……日本の人民皆揃ふて、大和魂になりて呉れたら、世の元の根本の生粋の、日本魂の霊を入替致して、日本の国の真正の御用に使ふぞよ。今度は生粋の只ッた一厘の御胤で、昔の元へ世をねぢ直すのであるから、大和魂が些ッとでもありたら、数は要らぬ、成就致すのであるぞよ。日本の国の結構な御神魂を、外国の空御魂に、斯ンな惨い事にしられて、今の体裁、世の元の大神はくやしきぞよ。この松の世が来るのを待ち兼ねて居りたが、時節が参りて、元の弥陸様の世へ、世が戻る時節が参りて来たから世界の人民、誠の心に立ちかへらす仕組が致してあるぞよ。国の攻略といふやうな、惨らしい世になりて、世界中の難渋こんナ詰らん事は先ず無いでは無か。斯ういふ事に世界中がなりたのは、矢張外国へ上りて居る極悪の霊が強欲なから、今の世界の躰裁であるぞよ。善の心でありたなら、悪い謀計は致さねど、悪魔といふものは、悪業が深いから、初発はトントン拍子に行くなれど、九分九厘成功といふ際で目的外れるぞよ。外国の悪神も、茲まで致したなら、最う不足はあるまいぞよ。
向後は、霊の元の根本の、天の御先祖様が、善一ツの御道を潰さん為めに、爰迄の艱難をなされた御蔭で、地の世界の光輝の出るやうになりて来たから、また地の先祖からは、天の明徳を出さして貰ふやうになりたぞよ。昔から神の仕組で、一ツの御魂を両ツに分けて、半分の御魂を女に致して、地の底へ埋めて置いて、錯はんやうに苦労艱難、口惜し、残念を耐りつめて来たのも、二度目の世の立替の大望な御用が在る故に、心の冴えた日は無しに、爰迄の御用を致して呉れて、ゑらい目をさせたなれど、何彼の時節が参りたから、向後は、楽に御用が出来るぞよ、瑞の御魂も変生女子であるから、変化て御用がさしてありて、中々御苦労でありたなれど、女子の因縁も説いて聴かせる時節が参りて来たから、変生男子の身魂と変生女子の身魂とが、天晴世界へ現はれたら世界中の人民が、一度に改心致すぞよといふ事が、筆先に書いて知らしてあらうがナ。何も時節が参りて来て、天地のビックリ筥が開くと、改心せずには居られぬやうになりて、各自に翻然と黙りて居りて、改心を致すやうになるぞよ。変性男子は筆先で世界にある事を知らす御役也。女子の身魂は、世界が斯ういふ事になりて居るといふ事を、実地に見せて罪を贖りて、人民を救済ける御役であるから、人民の眼からは、悪魔に見える事もあるぞよ。善に見える事もあるぞよ。女子の事は、如何様に見えても、構はずに見て居りてくだされよ。滅多に不調法は致させぬぞよ。女子ニハ結構な神が憑依てあるから、細工は流々、仕上げを見て貰はんと、人民でハ判らんぞよと申して、筆先に知らしてあろうがナ。女子の行為の善く見える守護神もあるぞよ。悪く見える守護神もあるぞよ。其人々の心通りに見えるぞよ。女子の身魂は化かしてあるぞよと申して、筆先で知らしてあろうがナ。迅く気がついて、改心の出来た守護神に、使はれて居る肉体は、良くなる也。何時までも頑張る身魂は、浪に捉られた沖の船、何所へ取付く島はなし、又後へ戻りて加減悪るう、白米に籾が混りたやうに致して、因縁の身魂は何所までも御用せねばならぬやうになるぞよ。綾部の大本から、御魂の因縁性来を査別いたして、天下泰平に世を治める所ハ、この広い世界中に、外には無い尊い所であるから、諄う気をつけたなれど、昔から無い事であるから、智慧や学術で何程考へても判りはいたさん、大望な所であるから、素直なのが良いぞよ。頑張る者程、加減が悪うなるぞよ。
此方も、我で失策た神であるから、我ハ出されん世であるぞよ。今度の事は、自尊心が、些っとも無くては不可ぞよ。我も無くては、斯ンな御用いたすには、柔和いばかりでも間に合はんぞよ。自尊神は成る丈臍下丹田へ鎮めて置いて、従来の心を、さッぱり棄てて了ふて、元の大和魂になりて居りて下されよ。太初の神代に世が戻るのであるから、これ迄の心の持方の守護神に使はれて居る肉体、霊魂ハ、日本の国の御土を踏まして貰へんやうに、厳しくなるぞよ。従来ハ悪の世でありたから、悪い事をする守護神ほど上へあがりて、出世が出来たなれど、さッぱり世がかはりて、悪の霊は些ッとも利かんやうに立替るぞよ。上下に顛倒りて居りた世が元へ戻りて昔の弥陸様の世になるのであるから、善一ツの真正の道が、造り替へてあるから、最う道が一ツになりて、心安き弥陸様の世に近寄りたぞよ。この世ニなれば、今迄に覇張りて居りた悪の霊を選り分けて、根底国へ放りて仕舞ふて、生粋の水晶の世ニいたすのであるから、中々骨が折れるなれど、末代善一ツの世に致して、向后では、立替致さいでも宜いやうに致すのであるぞよ。