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文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正5年旧5月14日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2017-08-08 21:05:50
年月日1916(大正5)年6月14日(旧5月14日) 神霊界掲載号大正6年10月1日号(第52号) 1頁 神霊界八幡書店復刻版第1巻 413頁 七巻本第2巻 173頁 五巻本未調査 三五神諭なし 東洋文庫天の巻なし 東洋文庫火の巻143頁 連合会水の巻なし 大本史料集成未調査 庶民生活史料集成54頁
OBC os063
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本文  昔の根本の初りのミロク様が、此の世の御先祖様であるぞよ。斯世が一平らに泥海の折からの事を、直々の御血筋の、変性男子に書せるぞよ。斯世の御先祖さまが、地の泥海の中に御出来なされたなり、霊能大神どのも同じ泥海の中で御出来為されたのであるぞよ。口や書では早いなれど、中々の永い間の事であるぞよ。それから直の御血統を御戴き成されて、地の世界を創造なさるまでの、独身での永い御艱難と申すものは、如何にも解る事では無い、人民では到底見当は取れは致さんぞよ。地の先祖を直の御血統に成されたのは、限り無い末代の世を持たす為に、地の先祖の霊魂が大国常立尊の身魂の性来であるから、如何いたしても余り強い霊魂で在るから、此の霊魂がありたら叶はんと申して、皆の神々が同意いたして、無に致さうと思ふても、煮ても焼てもタタキ潰しても引裂いても、誰の手にも合はん神であるから、天のミロク様が夫々の霊魂を拵へて御出でますので在るから、普通の後世から出来た霊魂が、何程力の在る神でも後世で、出来た神は矢張り枝神であるから、枝は枝の様に余り、覇張らんやうに致して、我の霊魂の性来の事を為て居りたら、斯世は穏かに世が治まりて行けるなれど、霊魂の性来の悪いのが呉れて行きよると、悪い謀反が元からの性来が可かんのであるぞよ。見苦しい性来の欲の深い身魂も、同じ泥海の中に居りた折に、腹の中が能く見透して在りての、今の大変な、何彼の世界の難渋であるぞよ。初発からの事が一度に続いては書けんぞよ。余り永い間の事であるから、筆先のチット暇な折に、変生男子の手で大国常立尊が皆書くので在るから、合間に書ておかねば成らん、古き世の初発の事柄を、末代残す二度目の世の立変の折の、初発から書いて在ること、毛筋も違いは致さんぞよ。大出口直には明治二十五年からのやうに思ふて居るなれど、直の霊魂は此方の霊魂が這入りて居りて、半分の霊魂が天照大神のお妹御にして在りて。死変り生き代り苦労艱難悔し残念を今に致して居る身魂であるぞよ。直に二十五年から此方が守護致したやうに、皆のものが思ふて居るなれど、産ぶから守護して居りたのじゃぞよ。昔からの霊魂の因縁、性来の判る時節が参りて来て、昔から解らなんだ事が、世の元の事から往く末の事の、明白に解る時節が参りて来て、昔から無い事を綾部の大本から知らせるぞよ。天照大神月読神の御出ましに御成なさるに就て、大国常立尊が現はれるなり、大国常立尊が現はれると、音姫殿は次ぎに結構な大望な御用が出来て、音姫殿の御宝を上げて、新つの金銀を綾部の大本に、二度目の世の立替を致して、何も新つに成るのであるから、乙姫殿の御財宝を綾部の大元へ持運びて、新つの金銀を吹く準備を致さな成らんから、立替の中で後の立直しの大事の乙姫どのの御宝に光りを出して、変生男子の霊魂と、大国常立尊の霊魂とが一つに成りて、その御宝は畏れ多くも天照皇大神宮殿と玉水の乙姫どのとお両方が、○○の大神と現はれて、御受取申して在るのじゃぞよ。経綸通りに準備が立ちて居るなれど、肝腎の大国常立尊が、未だスックリと御夫婦が御揃ひに成りて御出んから、何彼の事が延びたぞよ。延びた丈けは世界の事が、何事も善い事も厭な事も、何も一度に成りて来て、世界には上り下りで混雑に成ると申して、毎度行く先に気が付けてあるぞよ。ここまでに気を付けておいたら、是に落度はヨモヤ在るまい、念に念が充分押して在るぞよ。立替が十年あまりて延びたから、立替が在りたら厳しきから、今に知らして居るのに今の人民は左程に思ふて居らんが、一度に何も在り出したら、何うにも其処へ成りてから、何程天地へ御謝罪を申しても、天地の神は其んな事にかかりては居れんから、今の内に出て来いとアリアリ申して知らしても、ソンナ事は何時も申す事じゃと思ふて、気楽に思ふて居るから、又た気を付け気を付け致したなれど、今の人民は余り悪胴が据りて居るから、実地の神も閉口であるぞよ。今の人民には神の神力を渡す人民は稀であるが、何程でも神は神力は与るなれど、貰ふた神力の光りを能う出さんから、今の人民は心が神とは反対であるから神徳は今度は何程でも渡すなれど、神徳を持切にはして貰えんから、貰ふた神徳には光りを出して貰はんと、昔の初りの事から、世界中を尋ねても世界中には解らん事の、誰も能うせん事の判る、世界の大本であるから、今では未だ誠に致さんなれど、綾部の大本の変生男子の書く筆先は、昔からの実地の仕組の筆先であるから、世界中が其通りに成りて来るぞよ。気も無い内に知らしてあるやうに、世界が成りて来るぞよ。何事も筆先に書いてあるが、未申の金神の身魂は改心の出来難い性来であるから、物が遅く成りたのであるから、何彼の事を素直に致したら物が速うなりて、世界が速く善く成ると云ふ事が、筆先で気が付けて在ろうがな。坤の金神が改心が遅かりただけ、物が遅く成ると云ふ事が、筆先で知らしてあるが、坤の金神申すやうに致せば、余程物が速く成るのに、一段遅れると大変に何も遅れるから、申すやうに皆が致されよ。龍宮の乙姫殿が、初発の結構な大望な御用が出来て、世界中の立直しの御用なさるのも、皆心一つの持方であるぞよ。善い御用の出来るのも、イヤな事の出来るのも、是までに形の無い事であるぞよ。
 昔の元の天地の古き大神は、皆仏事に化りて守護を致して居りたぞよ。仏事と学の世の了いとなりて来たから、悪では地の世界のお土の上では、一足も前へ行く事も、後へ戻ることも出来んやうの時節が廻りて来たぞよ。天地の先祖を斯世には無い如うに致してをいて、斯んな良い世は無いと申して、世に出て居れる方の神の御歓こびで、茲までは好き寸法の行り方で、我良しで、悪賢ひ守護神が上へ上りて、下の事に眼の着く如うな優しひ身魂は無い如うに、悪で搦みて了ふて居るから、二度目の世の建替を致すには、何彼の事に暇も要るし、骨の折れる事であるが、其筈じゃ。解りた身魂が毫ともないから、日本の国の今の難渋、これから善の根本の活神が皆揃ふて御活動に成るから、始りたら何事もバタバタと埒が付くぞよ。
 斯世へ出て居れる神の精神が悪いから、世界中の何も知らん人民が、知らず知らずに悪魔に成りて、此状態で世の建替を致さずにおいたら、日に増しに斯世の人民が、鬼と悪蛇と悪魔斗りに皆成りて了ふて、身魂がヂリヂリ減りに人が無くなるぞよ。残りて居る人民も、何う仕やうにも仕様の無い如うになりて、人民を共喰に致すやうに成りて、それはイヤラしい世になりて、斯世が一旦絶滅て了ふぞよ。是までとは、モ一つ叶はん世に成りて、一日増に霊魂が無い如うに成りて了ふ処までの事が判りて居るから、日本の根本の天の御先祖様が撞能大神様であるのに、粗末な事に為てをいて、枝の神やら、日本の国へ渡りては来られん、外国へ上げてある国悪の向ふの先祖が、日本の御系統を巧い事に抱き込みて、学で日本魂を曳抜きて了ふて、日本の神徳の無いやうに、元からの国悪の仕組通りに、トントン拍子に爰までは面白いほど昇れて来たのが、九分九厘で悪の輪止りと成りて、悪の霊が一寸も利かんやうに、善一筋のミロク様の根本の良い世に戻るのであるから、此先きは元の「いろは」四十八文字の身魂で、世界中を通用いたさすぞよ。
 今度の世の立替で、末代の世の持方が規るのは、永らくの間の御苦労をなされて、此世界を御拵へなされたミロク様を、茲までに何うでも可いといふ如うな、待遇を致して在りた悪神の行り方を、明治二十五年から全部顕はしてあるから、悪の方からの言訳は出来よまいがな。悪るかったと気が付いて来て、天地へ御詫を致さんと、許して遣るといふ事が出来んから、気の付いた守護神から御詫をいたされよ。いつ何時に手の平が覆る判らんぞよ。手の掌がかへりたら、何んどころじゃ無いぞよ。世界中の何彼の事が一所に成りて来るから、其んな事に掛りては居れんから、是までに度々気が付けて在りたなれど、気が付いて御詫に参りて来た守護神が、今にないぞよ。何事も天地へ御詫を一旦は致さん事には、此先は是までの世の持方がサッパリ代るので在るから、新つの世に成るから、今迄の心では誰も相手に成りて貰えん風来者となるぞよ。是までの様な鼻高で居ると、皆風来者となるぞよ。外国から渡りて来た守護神は、一日も速う我国へ帰りて、居所の事をいたすが宜いぞよ。日本の国は日本の行り方に為て了ふぞよ。日本の国は本が霊の元であるから、霊の主の見習ひを致して、元の誠の行方に皆代えさすのであるから、今までとは天地の変りに成るぞよ。変りかけたら速いから、是までのやうに思ふて居ると、後廻に成りては約らんから、改心改心と一点張りに申して、同じ如うな事を毎度書かしたが、何彼の時節が参りたから、改心為勝、利益を取勝になるぞよ。何も一度に成りて来て、忙しう成ると申してあるぞよ。
 是さきは日本の内に出来た身魂は、善一つに立復りたら、夫々の御用を命令を下げて遣るなれど、毛筋の横幅でも悪の性来の混りた身魂は、日本の国には置かん規則に制定たから、是迄の心の守護神は日本の国には居れんぞよ。善一つの誠の道の、天地の御恩の判る守護神から、善くしてやるから、善の御道へ乗替れば此先は嬉し嬉しの生き花が咲て、末代萎れぬ活花の咲く、綾部の大本に成る、尊い所であるから、早う改心を致した身魂から宜くしてやるぞよ。身魂身魂に出来る事をさせて貰ふて、善と悪との立分けが在るから、早う善へ立復る身魂から宜く致して、二度目の世の立替の、初発の誠の御用に使ふぞよ。
 二度目の世の立替を致す綾部の大本の御用は、普通の誠正直の身魂では、間に合はんと申して在るぞよ。産ぶの心の身魂で無いと、昔の元へ立替る天地の御用であるから、末代肉体の其儘で居る活神が出て活動かねば、霊魂ばかりの神では到底間に合はんぞよ。天の大神様の御指図で、地の大国常立尊が命令を下げて使ふから、鎮まりて発根の胴を据えて居らんと、ポカついては何も出来んぞよ。ジックリと揃ふて、各自に我の心を改めて見て、此心では掃除が出来て居るか、此心では活神の御用が出来るものかといふ事を、十分に我が考へて見て、誠が通りたなら、神から夫れ夫れ身魂相応の命令を下げるから、其上で無いと、大事の御用は直きから出来んぞよ。神の方は大変に厳しく成るから、爰へ成りて来た折に、直ぐに御用が出来るやうに、腹の中の塵埃をサッパリ投り出して了ふて、身魂の研き合いを致すやうに、明治二十五年から日々に、爰までの筆先を出して知らして、心を革えて居りて呉いと申して、怒られる程知らしたが、モウ立替の筆先はモ出す事が無いぞよ。
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