文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治41年旧6月13日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
年月日1908(明治41)年7月11日(旧6月13日)
神霊界掲載号大正7年10月1日号(第71号) 6頁
神霊界八幡書店復刻版第3巻 224頁
七巻本第4巻 87頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻77頁
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成31頁
OBC os137
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本文
艮之金神国常立尊の御霊が、半分の御霊を女に変化て、世の元から地の底へ落されて、神の世一代苦労致し、くやし残念を耐忍りて来た、変性男子の身魂が現はれる時節がまゐりて来たのであるから、此次ぎには変性女子の性来を現はして、男子と女子とが表面で守護致し出したら、改心せずには居れん様に成るから………。
男子が現はれると遠国から開けて来るから、後から来る人程よく分りて、善いお蔭を取りて帰るぞよ。女子もこの次ぎに現はして、世界の人民の知らん事を知らして、これ丈曇りて居る世の中を、世の洗替を致して、新規の世に致して、昔の元の神世へ立替るのであるから、此身魂を皆磨かさうと申しても、洗濯にかからん身魂が八九分あるが、成り丈磨かして立替を為度いなれども、動の取れんことに成りて居るから、申してあるやうに、何も一度に何彼の事が成るから其心得で居らんと、些とも綾部の大本の様子も知らず、筆先のお話も聴いて居らん人は大変気の毒があるから、知らん人には知らしてやるが善いなれど、余り人民の精神が悪るき故助けやうが無い。助けるが神の役であるなれど、世を汚す身魂ばかり、骨の折れた事であるぞよ。人民といふものは、些とも前途の分らん、疑惑の甚いものであるから、助けるのにも、余程骨が折れるぞよ。元の神の心と、人民の心と、同じ心に成りて貰はんと、元の神世と成らんから、人民の醜しき心を棄てて了ふて、神心に成りたら、世を保つ亀鑑に致すから、思ふやうに成るなれど、世を構ふ神が、途中から、世を持ち外して、大将無しの世に成りて居りたから、悪の強い者勝ちの世に成りて居りたから、モー此世では、行きも戻りも致さん。日本の国に、今度世に上りて、世の立替を致す神が無かりたら、無雑作に奪られて、惨い事に成りて………。
元を造へた活神は、表面で守護致し出したら、一旦世界は凄惨から、神徳積みて凌がんと、今度ばかりは、元の活神の働きでないと、世の立替は出来は致さんから、申してあるやうに、上流から心が寂しく成るぞよ。